おくりびとが外国語映画賞／アカデミー賞

第８１回米アカデミー賞の発表・授賞式が２２日（日本時間２３日）、ロサンゼルスのコダックシアターで行われた。滝田洋二郎監督（５３）の「おくりびと」が外国語映画賞を受賞した。短編アニメ映画賞には加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が選ばれ、邦画が５４年ぶりに２冠を獲得した。

　作品賞には「スラムドッグ＄ミリオネア」が輝いた。主演男優賞は「ミルク」のショーン・ペンが受賞。主演女優賞は「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレット。各賞は以下のとおり。

▽作品賞　「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽主演男優賞　ショーン・ペン　「ミルク」

▽主演女優賞　ケイト・ウィンスレット「愛を読むひと」

▽監督賞　ダニー・ボイル監督「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽外国語映画賞　「おくりびと」（日本）

▽歌曲賞　Jai Ho「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽作曲賞　「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽ジーン・ハーショルト友愛賞　ジェリー・ルイス

▽編集賞　「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽録音賞　「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽音響編集賞　「ダークナイト」

▽視覚効果賞　「ベンジャミン・バトン　数奇な人生」

▽短編ドキュメンタリー賞　「スマイル・ピンキ」（原題）

▽長編ドキュメンタリー賞　「マン・オン・ワイヤー」（原題）

▽助演男優賞　ヒース・レジャー「ダークナイト」

▽短編実写映画賞　「トイランド」（原題）

▽撮影賞　「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽メイクアップ賞　「ベンジャミン・バトン　数奇な人生」

▽衣装デザイン賞　「ある公爵夫人の生涯」

▽美術賞　「ベンジャミン・バトン　数奇な人生」

▽短編アニメ映画賞　「つみきのいえ」

▽長編アニメ映画賞　「ウォーリー」

▽脚色賞　「スラムドッグ＄ミリオネア」

▽脚本賞　「ミルク」

▽助演女優賞　ペネロペ・クルス「それでも恋するバルセロナ」

参照元：nikkansports.com

「ズンドコ節」を聞きながら…松井由利夫氏逝く

歌手氷川きよし（３１）が２１日、恩師で１９日に８３歳で他界した作詞家の松井由利夫（まつい・ゆりお、本名・義雄＝よしお）さんの訃報を受け、文書で追悼コメントを出した。

　遺作となった「浪曲一代」がオリコンチャート１位を獲得した９日に電話で話しただけに「先生はとても喜んでくれました。なぜ、こんなことに…。残念でなりません。お元気になってもっともっと長生きしていただきたかった」と悼んだ。松井さんは、氷川が歌詞の意味を尋ねるたびに丁寧に教えていたことで知られ「本当のおじいちゃんのように思っていました」とやさしい人柄をしのんだ。

　「きよしのズンドコ節」を聞きながら息を引き取ったことに「お嬢さんが、父の大トリも“きよしのズンドコ節”でしたとおっしゃったとお聞きして、もう涙が止まりませんでした」と明かした。２２日に密葬が営まれ、後日、お別れの会を開く。

参照元：スポニチ Sponichi Annex

本木雅弘“打ち上げ感覚”でアカデミー賞授賞式

主演映画「おくりびと」が第８１回アカデミー賞外国語映画賞の候補になった本木雅弘（４３）が２１日、授賞式に出席するため成田空港から米ロサンゼルスに向かった。妻の内田也哉子（３３）、同作で本木の妻を演じた広末涼子（２８）とともに出発。受賞の手応えについて、本木は「もう十分です。スタッフと第３、第４の打ち上げに行く感じ」と謙虚だったものの、ジャケットには日の丸のピンバッジがキラリ。日本代表として、同部門では日本映画初の受賞を目指す。授賞式は日本時間２３日。

参照元：スポニチ Sponichi Annex

まいまい「ＡＫＢ」卒業！今後は…

人気アイドルグループ、ＡＫＢ４８のチームＡ所属メンバー、まいまいこと大島麻衣（２１）が２１日の公演内で、同グループを卒業することを発表した。

　秋葉原４８劇場での出演は３月２７日、そして４月２５、２６日のＮＨＫホールのステージがラスト公演となるという。自身の公式ブログ内でもファンに報告した。

　卒業後も芸能活動を続け、「ＡＫＢ卒業生の名に恥じぬようこれからも大島麻衣として頑張ります」と意気込み。今後の目標として、「バラエティーやドラマで活躍するタレントさんになりたい！」とブログにつづった。

参照元：スポニチ Sponichi Annex

内藤、ケロロ軍曹に“ＫＯ勝ち” 加藤夏希も大興奮！

アニメ映画「超劇場版ケロロ軍曹　撃侵ドラゴンウォリアーズであります！」の試写会が２２日、都内で行われた。オープニング曲「ケロロ・ジャポ～ン！」を歌う女優の加藤夏希（２３）とＷＢＣ世界フライ級王者の内藤大助（３４）がゲストで登場。内藤はステージ上の特設リングで、ケロロ軍曹の着ぐるみと「宇宙統一タイトル戦」に挑んだ。会場の応援はケロロ軍曹一色で、内藤は「ショック」と意気消沈。それでも第２ラウンドでアッパーがさく裂し、ＫＯ勝利。ラウンドガールを務めた加藤も「なかなか見られない一戦」と興奮していた。３月７日公開。

参照元：スポニチ Sponichi Annex

椿姫彩菜がＮＨＫで人生相談！悩める若者を激励

性同一性障害を公表している女子大生モデルの椿姫彩菜（２４）による人生相談番組が４月４日にスタートする。ＮＨＫ教育「青春リアル」（土曜後１０・３５）で、家族との絶縁や社会の偏見など数々の苦境を乗り越えた経験を生かし、悩める若者にアドバイスを送る。

　かれんな笑顔と明るいトークでバラエティー番組に引っ張りだこの椿姫。だが、幼少のころから自分の性別に違和感を覚える性同一性障害を抱え、性別適合手術や戸籍変更などのさまざまな苦境を乗り越えてきた。

　今回はこうした経験や個性を生かせる仕事。強く意気込んでおり「私も１０代のころ悩みが多かったのですが、いろいろな人から応援をしてもらってきました。今回は同世代のさまざまな悩みを聞き、自分なりにアドバイスをしていきたい」と抱負。初の番組ＭＣで「プレッシャーがある一方で、やる気に満ちあふれています」と話した。

　相談を持ち掛けるのは１０～２０代の若者２０人。それぞれが自身の悩みや葛藤（かっとう）などを番組ホームページに書き込み、議論する。番組では毎回、それらの記述をもとにしたドキュメンタリー映像を見ながら、椿姫が助言したり、若者たちと意見交換する。

　若者２０人は４カ月ごとに交代するシステムで、第１期には「派遣切り社員」や「７月出産予定のシングルマザー」など今の日本を象徴する悩みや葛藤を抱えるメンバーが集まっている。

　亀谷精一チーフプロデューサーは「椿姫さんは普通の２０代では体験しないさまざまな葛藤を抱えてきた。同世代の代表として若者たちと同じ視点で番組に参加してもらいたい」と期待している。

　◆椿姫　彩菜（つばき・あやな）１９８４年（昭５９）７月１５日生まれの２４歳。東京都出身。０３年、青山学院大文学部フランス文学科に入学。２年生の夏、心と体のズレに悩み休学。０６年、性転換手術を受け、戸籍も変更して０７年４月に大学に復学。０８年６月に自叙伝「わたし、男子校出身です。」を出版。

参照元：スポニチ Sponichi Annex

谷村奈南新曲ライブで女スパイなど３変化

バスト推定Ｇカップのセクシー歌手谷村奈南（２１）が２１日、東京・サンシャインシティで新曲「Ｃｒａｚｙ　Ｆｏｒ　Ｙｏｕ」の発売記念ライブを行った。ヘソ出しパンツショット、女スパイをイメージした赤のパンツルックなど３変化。ピアス、ネックレスは総額１０００万円で合計２７個のダイヤがちりばめられていた。２公演で４０００人を動員し「今年は（紅白に向け）頑張りたい。食べることが好きなので、その分、動いてスタイルを維持しています」と話した。

参照元：nikkansports.com

フォーリーブスが３人で青山氏追悼公演

往年のアイドルグループ、フォーリーブスが２１日、千葉・松戸森のホールでコンサートを行った。メンバーの青山孝史さん（享年57）が１月２８日に肝臓がんで死去した後、初のコンサートで、追悼公演として行われた。メンバーは冗談を交えて思い出を語るなど、明るく朗らかだった青山さんにふさわしいステージを展開。温かな雰囲気の中、昼夜２公演で３０００人が青山さんをしのんだ。

　冒頭で江木俊夫（５６）が中央に映し出された青山さんの遺影に向かい、告別式と同じ弔辞を読んだ。青山さんの家族も訪れた会場はすすり泣きに包まれた。

　青山さん死後、初のステージ。１月１０日の前回公演は青山さんも出演しており、３人では初のステージ。全国ツアーの一環で大幅な構成変更はなかったが、江木は「公演が近づくことで戸惑ったのは初めて」と不安を漏らしていた。

　「４人でフォーリーブス」の信念通り、江木の横には青山さんのイスが用意された。思い出話は楽しい話題を意識して選んだ。おりも政夫（５５）は「家が近くて、ボクはアッシーをしてました」。「ター坊はいつもごちそうしてくれたんですよ」と言う北公次（６０）に、江木が「お金をもっていないからだろ！」と突っ込むと、会場は笑い声にあふれた。

　メンバーもファンも時折涙しながらも、努めて明るく過ごした２時間。江木は「ター坊のために泣かないというファンの気持ちが伝わってきた。ター坊も喜んでいたのでは」。母親につられて江木のファンになったという女子学生（２０）は「トシ坊が『ター坊がみんな泣かないで、と言っている』と言っていたのを聞いて、ター坊のファンになりました」と笑顔を見せた。フォーリーブスの魅力は世代を超えて伝わっていく。

参照元：nikkansports.com

要潤 ピューと２８歳

俳優・要潤（２８）が２０日、東京・台場のシネマメディアージュで行われたアニメ映画「ピューと吹く！ジャガー～いま、吹きにゆきます～」のイベントに出席した。

　同映画の実写版で主役のジャガーを演じている縁で、ゲストとして登場した要は「要さんと呼ばれるより、ジャガーさんと呼ばれるほうがうれしい」と自身の代表作としてのこだわりを見せた。お笑い好きでジャガーに扮（ふん）してのＲ―１出場にも「ジャガーが浸透するなら、ぜひやりたい」と前向き。

　２１日が２８歳の誕生日。特製ケーキを前に「２８歳なので、ニハチそばのようにのどごし良く歯触り良く生きていきたい」と珍妙なトークに終始した。

参照元：スポーツ報知

マナカナ涙の「だんだん」撮了、秋には舞台化

双子女優の三倉茉奈、佳奈（２２）がヒロインを務めるＮＨＫ朝の連続テレビ小説「だんだん」（３月２８日まで）が２０日、大阪市内の同局スタジオでクランクアップした。くす玉が割れ、紙吹雪が舞うなか、マナカナは、両親役の吉田栄作（４０）、石田ひかり（３６）らから花束を贈られて涙の抱擁。「ほんとにだんだん（ありがとうの意味）。幸せでした」と、感謝の言葉を繰り返した。

　また、同ドラマが今秋に舞台化されることも発表された。ドラマのダイジェスト版で歌が中心になる見込み。マナカナ、山口翔悟（２６）らが出演する。１０月１日に東京・シアター１０１０から始まり、大阪・松竹座、名古屋の名鉄劇場、島根など、１１月１０日まで行われる。

参照元：スポーツ報知

氷川ショック！“恩師”松井由利夫さん死去

歌手の氷川きよし（３１）の恩師で、デビュー曲「箱根八里の半次郎」や「きよしのズンドコ節」などを手がけた作詞家の松井由利夫（本名・義雄）さんが１９日午前８時４５分、ぼうこうがんの骨、リンパ転移のため、都内の自宅で死去したことが２０日、分かった。８３歳だった。

　妻の淳子さん（８１）によると、昨年８月にがんが見つかり、同１１月に手術。転移で余命３か月と告げられ、１月末から自宅療養していた。１９日朝に長女が枕元で「ズンドコ―」を流すと、安らかに息を引き取ったという。松井さんは「未練の波止場」（松山恵子）をはじめ、半世紀の作詞活動で「彼に巡り合えて幸運だった」と語る氷川の歌声を支えに闘病。４日に発売された氷川の新曲「浪曲一代」が遺作となった。

　この日、自宅には岡千秋（５８）が弔問に訪れ、音楽関係者から供花が届いた。２１、２２日に都内で通夜、告別式が密葬で行われ、後日、お別れの会が開かれる。

参照元：スポーツ報知

「ＡＫＢ４８」浦野一美 右ひざ全治２週間

　アイドルグループ「ＡＫＢ４８」の浦野一美（２３）が、１９日の公演中の事故で、右ひざを数針縫うけがを負っていたことを２０日付のブログで明かした。舞台のセリに足をぶつけ、深く切ったといい、全治約２週間。休演し、治療に専念する。「ひざのけが以外は健康そのもの。早くステージに戻りたい気持ちでいっぱいです」とつづっている。

参照元：スポーツ報知

小嶋じゅん大抜てき！初舞台で初ヒロイン

タレントの小嶋じゅん（２３）が初舞台「ソラオの世界」（４月２９日～５月６日、東京・大塚　萬劇場）で初ヒロインを務めることが２０日、分かった。

　同作はドラマ化もされた「夢をかなえるゾウ」の特別編。実験での事故をきっかけに、主人公・ソラオが夢の中で旅をしながら、自分を見つめ直すＳＦ冒険劇。小嶋はソラオと旅路を共にする研究員ヨルダを演じる。

　本格的な演技は初挑戦となる小嶋だが、ソロやユニットで２月に１５本のライブを行うなど舞台経験は豊富。佐々木蔵之介（４１）らを輩出した劇団「惑星ピスタチオ」旗揚げ人で、演出を務める西田シャトナー氏もその声量にほれ、大抜てきとなった。

　１月からレッスンに通い急成長中の小嶋も「こんなこともできるんだと見てくださった方に思っていただきたいし、舞台そのものを最高なものに」と意気込んでいる。チケットは２１日から小嶋のブログなどで先行販売。

　◆小嶋　じゅん（こじま・じゅん）１９８５年６月３０日、大阪府出身。２３歳。０２年に「モー娘。」の「ＬＯＶＥオーディション０２」で最多投票を獲得。０６年２月に「ですよねぇ」でドラマデビュー。同年７月に初写真集を発売。０７年１０月にアイドルユニット「Ｂｉｂｕｓ　Ｍｕｓｉｃ　Ｃｌｕｂ」の一員として「ひとりじめ☆Ｔｅａｃｈｅｒ」でシングルデビュー。今年２月、には４人組ユニット「ドミノモード」メンバーに。身長１４７センチ。血液型Ａ。

参照元：スポーツ報知

Ｓｋｏｏｐ Ｏｎ Ｓｏｍｅｂｏｄｙ １２年“集大成”福岡ツアー

人気３人組ユニットのＳｋｏｏｐ　Ｏｎ　Ｓｏｍｅｂｏｄｙ（スクープ・オン・サムバディ）のツアー福岡公演が２０日、福岡Ｌｏｇｏｓで行われた。

　今回は昨年１１月にグループと同名のタイトルを付けたアルバムを発売してのツアーで、１９９７年にメジャーデビューし、１２年間の集大成となるステージ。

　約１０００人の超満員のファンに迎えられたボーカル・ＴＡＫＥ（３９）が「久々の福岡のライブ、待たせてごめんなさい」とあいさつ。作曲家・織田哲郎とのコラボ曲「ＥＴＥＲＮＡＬ　ＬＡＮＤＳＣＡＰＥ」やポルノグラフィティの新藤晴一作詞の「Ｑ」などアンコールを含め１８曲、スクープ・ワールドでファンを魅了した。

参照元：スポーツ報知

木村多江感涙！最優秀主演女優賞…第３２回日本アカデミー賞授賞式

◆第３２回日本アカデミー賞授賞式　最優秀主演女優賞（２０日、東京・港区新高輪プリンスホテル）　「おくりびと」が主要賞の最優秀を独占する中、最優秀主演女優賞に輝いたのは「ぐるりのこと。」（橋口亮輔監督）の木村多江。昨年の受賞者・樹木希林（６６）からトロフィーを手渡され「高校の時に樹木さんの演技を見て号泣したことがあるんです。樹木さんからもらったことに感動しています」と目を潤ませた。

　昨年の２月２３日に女児を出産。誕生日直前の受賞で「プレゼントになりますね」の質問には「子どもには分からないと思いますけど、子どもに誇れるような母親になれれば」と笑顔を見せた。

　夫役のリリー・フランキー（４５）も会場に駆けつけ「僕は毎日ひとりで絵を描いたり字を書いたりしてるけど、映画ではこんなきれいな人と毎日撮影。気持ちよく過ごさせてもらった」。木村は「リリーさんは下ネタが多くて楽しい現場でした」と冗談めかして振り返っていた。

　【話題賞・俳優部門】松山ケンイチ　蹴られて快感　○…「デトロイト・メタル・シティ」で音楽好きの優しい青年と、デスメタルバンドのボーカルという正反対の役を演じた松山ケンイチ（２３）が受賞。優秀主演男優賞とのダブル受賞で、松雪泰子（３６）からいじめ倒される役どころ。松山は「本当に痛めつけられすぎて、気持ちよかった。キンタマを蹴られるところもあるんですけど、すごかったですね」。「今までお芝居の中で自然に涙が出てくることはなかったけど、馬乗りで殴られるシーンでは自然に出てきた。不思議ですね」と過激な発言で受賞を喜んだ。

　【新人俳優賞】長渕文音ら　○…「三本木農業高校、馬術部」で報知映画賞新人賞を受賞した長渕文音（２０）ら６人が受賞。長渕は「馬術の特訓から始まって、１年間かけていろんなことを教わった」と振り返りながら、馬術部の部員役だった森田彩華（２０）らの名前を挙げながら「つらいこともみんなのおかげで乗り切った。代表として頂いたと思っています」と感謝していた。

参照元：スポーツ報知

「ちかっぱやばいけん！」テルマ初ツアー 福岡から発進

歌手の青山テルマ（２１）が２０日、福岡・中央区のＺｅｐｐ　Ｆｕｋｕｏｋａで初の全国ツアー（５か所８公演）をスタートさせた。

　「ちかっぱやばいけん（すごくやばい）。みんな、よか～！！」テルマが博多弁で喜びを爆発させた。ブレーク前の一昨年末、「甘酸っぱい思い出」と振り返る福岡でのイベントは、観客わずか２０人。この日は当時の１００倍、２０００人ものファンが集結した。

　初ツアーに気分は高まるばかり。昨年初出場した紅白歌合戦のリハーサルでは「コマネチ」ポーズが話題となったが、「今日の気分？　ダブルコマネチです」と満面の笑み。ヒット曲「そばにいるね」など、アルバム「ＬＯＶＥ！～ＴＨＥＬＭＡＬＯＶＥＳＯＮＧＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ～」収録曲を中心に全１８曲を熱唱。新曲「届けたい…ｆｅａｔ．ＫＥＮＴＨＥ３９０」（３月１１日発売）も初披露し、最後は「幸せ。これで頑張れます」と感極まって涙した。

　在学中の上智大国際教養学部は、現在春休み。３月１８日にファイナルを迎える。

参照元：スポーツ報知

「おくりびと」１０冠！オスカー取り弾み…第３２回日本アカデミー賞授賞式

◆第３２回日本アカデミー賞授賞式（２０日、東京・港区新高輪プリンスホテル）　第３２回日本アカデミー賞の授賞式が２０日、東京・港区の新高輪プリンスホテルで行われ、「おくりびと」が作品賞、本木雅弘（４３）の最優秀主演男優賞など１０冠を獲得した。本木らは外国語映画賞に候補入りしている米アカデミー賞の授賞式（２２日、日本時間２３日）に出席するため、２１日にロサンゼルスに出発する。最優秀主演女優賞は「ぐるりのこと。」の木村多江（３７）が受賞した。

　主要１３部門すべてで優秀賞に入っていた「おくりびと」が、１０部門で「最優秀」に輝いた。大トリの作品賞を制し、本木や監督賞の滝田洋二郎監督（５３）ら“ファミリー”が壇上に勢ぞろい。映画化を発案した本木は「難産な作品だったので、じわじわと深い喜び。こんなご褒美が待っているなんて奇跡と思います。この映画は作品賞がふさわしい」と喜びを語った。

　本木は１９９３年「シコふんじゃった。」（周防正行監督）以来、１６年ぶり２度目の最優秀主演男優賞。撮影では毎晩、チェロと納棺の所作を練習した。「役者として慎重さがコンプレックスだった。カメラの前に立つまで何が大切か本当に分からない。だから練習しました」その所作の美しさが絶賛された。滝田監督は４３本目の作品。「まだまだ撮り続け、映画の『おくりびと』であり続けます」と声を張り上げた。

　「日本」の次は「世界」を制す。アカデミー賞の外国語映画賞を受賞すれば、１９５６年に現行のノミネート方式になってから日本作品では初めて。本木、滝田監督、広末涼子（２８）、余貴美子（５２）は２１日にロスへ出発する。本木は「もうこれで打ち止めにしたい。ノミネートで十分。お伊勢参りのような、物見遊山のつもり」と控え目だ。滝田監督は「気分よく行けますね」と笑みをこぼした。

　チェロ奏者をリストラされ、戸惑いながらも成長していく納棺師を描いた同作は２７０万人動員、興収３２億円のヒット。モントリオール世界映画祭のグランプリを追い風に昨年９月１３日、２１９館で初日を迎えた。一時は３０館になったが、２１日から１８０館の拡大上映。公開２４週目での“３ケタ”は異例中の異例だ。

　「おくりびと」はこの日で国内外６０冠。米アカデミー賞で６１冠目に挑む。

　【助演男優賞】山崎努　また葬式もの　○…「おくりびと」で、本木と同じく納棺師役を演じた山崎努（７２）は、８５年には「お葬式」（伊丹十三監督）で最優秀主演男優賞を受賞しており、「お葬式に関係あるんですかね」。また０２年に「ＧＯ」（行定勲監督）で同賞を受賞した際には、最優秀主演男優賞を窪塚洋介（２９）が受賞していることもあり、本木は「山崎さんは福の神ですね」と祝福。しかし、本木は「山崎さんは（義父の内田）裕也さんと同じくらい苦手。たたずまいに慣れていくのが難しい。緊張します」とも明かしていた。

　【助演女優賞】余貴美子　台本読んで涙　○…「おくりびと」の余貴美子が受賞。黒の着物姿で登壇した余は「こんな格好しているのに、警備員に止められたり。それだけに思いがけないことで、胸が苦しくなってきました」とユーモアを交えながらあいさつ。劇中では葬儀会社の事務員役で「台本を読んだ時に涙しました。心に染みいる作品に出られてよかった」と振り返っていた。

参照元：スポーツ報知