２１日Ｇ戦視聴率、今季民放“最高で～す”

日テレ系で２１日に放送したプロ野球・巨人対阪神２２回戦（東京ドーム）が民放今季最高の視聴率１３・２％を記録したことが２２日、ビデオリサーチ社（関東地区）の調べで分かった。

　「メークレジェンド」へと走る巨人が逃げる虎を捕まえた天王山第３戦が今季の「民放シーズン記録」となる視聴率１３・２％をマークした。第１戦の１３・１％（１９日）、第２戦の１２・０％（２０日）を超える数字は、ＮＨＫが４月５日に放送した巨人対阪神戦、同じく５月１０日の巨人対中日戦に続き、今季のプロ野球中継で第３位の高視聴率となった。１９日と２１日はＢＳハイビジョンでも中継があったが、数字を取り合う悪条件の中で１３％を超えた。

　２１日の瞬間最高視聴率は、阪神に４点差まで追い上げられた９回表の場面でマークした１８・７％。前の２試合でも試合終了直前に１９・２％（１９日）、２２・６％（２０日）と高い数字をマークしている。日テレは「この時期にこの数字が取れたのは大健闘です。うれしく思います」とコメントしている。

　注目度の高さが実証される一方で、２２日の広島戦（広島）を含めた巨人の残り１３試合で、地上波で中継されるのは１０月４、５日の中日戦（東京ドーム）の２試合のみ。昨年も優勝決定試合が中継されず、視聴者からの苦情が相次いだ経験があるだけに、番組編成の「優勝シフト」への変更にも期待がかかりそうだ。

参照元：スポーツ報知

日テレ・鈴木崇司アナが挙式

「ラルフ」の愛称で知られる日テレの鈴木崇司アナ（３４）が、２１日に挙式していたことが２２日、分かった。

　外資系航空会社に客室乗務員として勤務する２歳年下のＡさんと、今年４月１８日に結婚。「ＮＥＷＳ　ＺＥＲＯ」で共演する小林麻央（２６）も、自身のブログで式に出席したことを明かし「とっても温かくて、愛があふれ出ていて、何度も涙が出ました」と感激していた。

参照元：スポーツ報知

女優・中島美嘉 ６年ぶり連ドラ…ＴＢＳ系「流星の絆」

歌手の中島美嘉（２５）が６年ぶりに連続ドラマに出演することが２２日、分かった。嵐の二宮和也（２５）が主演するＴＢＳ系「流星の絆」（１０月１７日スタート、金曜・後１０時）で、役名も明かされない謎の女を演じる。新曲「ＯＲＩＯＮ」（１１月１２日発売）が同作の挿入歌にも決まった。

　女優・中島美嘉が久々に連ドラに戻ってくる。

　「流星の絆」は東野圭吾氏の人気ミステリー小説が原作。小学生の時に両親を何者かに殺された３人の兄妹の絆（きずな）を、犯人と思われる男への復讐（ふくしゅう）なども交えながら描く。人気の宮藤官九郎が脚本を担当し、青春ドラマの要素を加えたことも話題を呼んでいる。

　中島が演じるのは、原作にはないオリジナルキャラクター。主演で３兄妹の長男役の二宮和也が働くカレー店の常連客。まだ役名は明かされておらず、ミステリアスな謎の女という設定だ。第２話から登場するが、回を追うごとに重要度を増していくという。

　中島の連ドラ出演は、０２年の日テレ系「私立探偵　濱マイク」以来６年ぶり２度目。映画「ＮＡＮＡ」などで演技力には定評があり、那須田淳プロデューサーが挿入歌と同時に出演をオファーした。

　那須田氏は「３人の兄妹の生きてきた悲しみ、切なさを温かく救ってくれる曲を中島さんにお願いしたかった。女優さんとしても、ミステリアスな雰囲気がありながら温かさがある演技が前から好きだったので出演をお願いした」と話している。

　今年７月に森三中と結成したバンド「ＭＩＣＡ　３　ＣＨＵ」で激しいロックチューンを歌った中島だが、挿入歌の「ＯＲＩＯＮ」は冬のオリオン座を題材にした壮大なバラードだ。中島といえば、０３年のシングル「雪の華」もヒットしている。

　中島は「久しぶりのドラマ出演ということで、緊張していますが、今から楽しみ。挿入歌は、ドラマの内容にも合っているので、ドラマとともに楽しんでもらえたら」と話している。

参照元：スポーツ報知

福山雅治「プレッシャー楽しんだ」２０年ぶり映画出演＆初主演

フジテレビ系人気ドラマ「ガリレオ」の劇場版「容疑者Ｘの献身」（１０月４日公開、西谷弘監督）の完成会見と試写会が２２日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、俳優の福山雅治（３９）、柴咲コウ（２７）らが出席した。福山は２０年ぶりの映画出演で主演は初めて。重圧を感じながらの撮影だったが、ドラマ版から長期にわたり役を作り上げる楽しさを実感。俳優・福山にとって転機となる作品になった。

　福山は試写会で初めて舞台あいさつに立った。悲鳴交じりの歓声を浴び「ものすごくあおられて、どうやって出て行けばいいのか。ムダに手に汗をかく」と笑顔で語った。

　作家の東野圭吾氏（５０）の短編シリーズをドラマ化したフジテレビ系の昨年１０月期「ガリレオ」が平均視聴率２０％以上を記録。劇場版の原作は直木賞を受賞した同シリーズ初の長編。福山演じる天才物理学者・湯川学と、大学の同期で完全犯罪を計画する天才数学者との対決を描く。数学者を堤真一（４４）が演じている。

　ドラマは福山にとって４年半ぶりの俳優復帰だった。映画出演はシンガー・ソングライターとしてデビューする２年前の１９８８年に「ほんの５ｇ」に出演して以来。初の主演映画でもあり「ものすごくプレッシャーだった。カメラマンや共演者は映画に数多くかかわっている。大変な現場に来てしまったと思った」。

　ドラマから映画公開まで１年をかけた異例のプロジェクト。「役が自分から抜けると、また入れるまで時間がかかるタイプ。僕の中に湯川が入ったまま１年を過ごしてきた。ドラマと違い湯川の内面を見せられている」現場では、ひとりで役作りに没頭することが多かった。堤が「福山さんの邪魔になるくらいムダ話をしていた」と言うと、「最初は邪魔だなと。この人、俺をつぶそうとしている」とジョークで笑わせた。

　福山は「来年４０歳になり、この仕事をこんなに長くできると思っていなかった。自分がプレッシャーを感じる作品に出会うのは幸運だと思った。プレッシャーを楽しんでできた」と手応えを口にした。

　◆柴咲コウ　ひわい話付き合う　○…柴咲はタイトルの「献身」にちなみ「男性キャストのひわいな話に献身的に付き合った。（刑事の）役と同じく男社会で生きるとはこうなんだと思った」。映画から参加した松雪泰子（３５）は「初めての容疑者役。バスルームでバラバラに人殺しする夢を見てうなされた」と話していた。

参照元：スポーツ報知

パントマイムの鬼才が新宿に現れる

パントマイムの鬼才、ＫＡＭＩＹＡＭＡ（年齢非公表）が２１日、ＤＶＤ「Ｍｉｍｅｔｒｏｎｉｃｓ（マイムトロニクス）」の発売記念ライブを東京・新宿の高島屋で行った。ビジネスマンのキャラクター「セビロワーカー」にふんして、集まった２５０人を魅了した。
　アタッシェケース、パソコン、新聞、携帯電話、そして炎や煙のパフォーマンスは、パントマイムとしては邪道という声もある。ＫＡＭＩＹＡＭＡは「普通は道具を使いませんね。映画の『２００１年宇宙の旅』のように、道具を作り出して便利に進化していくと、逆に不便になっちゃうような世界を描きたい。面白いこと、自分の興味のあることをやるだけです」と話していた。

参照元：nikkansports.com

石橋凌、大人の魅力発揮…映画「幸福 Ｓｈｉａｗａｓｅ」

俳優・石橋凌（５２）が主演する映画「幸福　Ｓｈｉａｗａｓｅ」（小林政広監督）の初日舞台あいさつが２０日、東京・シネマート六本木で行われた。北海道を舞台に、“しあわせ”を探す男女を描いた物語。石橋は「この映画のように、恋愛でも何でも、一瞬あきらめたものがかなったときに幸せを感じます」と大人の魅力たっぷりにあいさつ。共演は桜井明美（３７）、橘実里（２７）ら。

参照元：スポーツ報知

マキノ雅彦監督、大拍手に笑顔…映画「次郎長三国志」

俳優の津川雅彦（６８）がマキノ雅彦の名でメガホンを執った映画「次郎長三国志」が２０日、公開初日を迎え、東京・角川シネマ新宿で主演の中井貴一（４７）、鈴木京香（４０）らが舞台あいさつした。

　同作はマキノ監督作第２弾。鈴木はあでやかな着物姿で、ほかの出演者も和装で登場。上映後に拍手を浴びたマキノ監督は「その拍手が何よりの宝物」と穏やかな笑顔。しかし、撮影中には森の石松を演じた温水洋一（４４）のＮＧ連発に「カンニングペーパーを読んでも（セリフが）言えない。１５回やってもとちっちゃうんだから」と、おかんむりだった。

参照元：スポーツ報知

新ｃｌａｓｓ、息ピッタリ！

大ヒット曲「夏の日の１９９３」で知られるデュオ「ｃｌａｓｓ」が２０日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われた「ザ・エターナル・ソングス・コンサート」に出演した。

　春にメンバーが脱退、津久井克行（４８）が単独で活動していたが、ゴルフクラブメーカー代表でティーチングプロ・岡崎公聡（４８）が加入し“初登場”。息がピッタリとあったハーモニーで５０００人のファンを酔わせた。岡崎は「国民的な歌なので失敗は許されない。最初は緊張したけれど、プロらしくできたかな」。津久井も「堂々と歌いきっていて良かった。声が素晴らしいし音楽的センス、エネルギーがある」と新たな相方を絶賛。１２月３日には同じメロディーで歌詞を変えたアンサーソング「冬の日の２００９」を発売する。

参照元：スポーツ報知

コブクロ、トリの大役に「気合十分」

小渕健太郎（３１）と黒田俊介（３１）のデュオ・コブクロが２０日、さいたまスーパーアリーナで音楽イベント「エキサイトミュージックフェスティバル」に出演した。

　今年で３回目を迎えるイベントに２年ぶりの参加。トリの大役に「気合十分です」（小渕）とエキサイトし、新曲「時の足音」（１０月２９日発売）など８曲を熱唱した。大学生の弟がこの日の会場アルバイトを務めたという「いきものがかり」の吉岡聖恵（２４）は「目が合って、お疲れと言っておきました」。ほかに大塚愛（２６）、秦基博（２７）、ファンキーモンキーベイビーズと計５組が聴衆１万７０００人を沸かせた。２１日も同所で。

参照元：スポーツ報知

初の武道館キター！ＦＬＯＷ２７曲を熱唱

５人組バンド「ＦＬＯＷ」が２０日、東京・北の丸公園の日本武道館でライブツアー「アイル」（５１か所６２公演）のファイナルを迎えた。

　昨年４月２１日の横浜ＢＬＩＴＺからスタートした５１９日間に及ぶ自身最長のツアー。今年７月１６日の三重・Ｍ’ＡＸＡで、念願の４７都道府県での公演を達成した。

　初の武道館ライブ。緊張でなかなか眠れなかったというボーカルのＫＥＩＧＯ（３１）だが、台風一過の青空に「日本武道館、来ちゃったね～。台風も行っちゃったね～。皆さんの日ごろの行いが良かったから。最高の一日にしよう」。

　デビュー曲「ブラスター」など２７曲を熱唱。１２月１０日発売の両Ａ面シングル「ＳＮＯＷ　ＦＬＡＫＥ　～記憶の固執～／ＰＵＬＳＥ」を初披露した。また、アンコールではツアー完走を祝ってダルマに目を入れた。１２月２６日には渋谷Ｃ．Ｃ．Ｌｅｍｏｎホールでライブを行う。

参照元：スポーツ報知

三田村邦彦、左足親指ねん挫も「感じない」

舞台「龍馬異聞…遙かなる海へ　ＫＵＲＡＭＡＴＥＮＧＵ」（２１～２８日、東京・銀座博品館劇場）に主演する俳優の三田村邦彦（５４）が２０日、意気込みを語った。

　暗殺されたはずの坂本龍馬が一命を取りとめ、鞍馬天狗になる奇想天外なストーリー。三田村は「史実を取っ払ってはいるが夢のある作品。龍馬は平和を望み血を流したくなかったのでは。鞍馬天狗も弱者救済の正義漢。両者が同一人物なのはあるかもしれない、と思ってしまう」

　２月に同劇場で上演された「幕末義侠伝・ＣＨＵＪＩ」に続く幕末作品。「２０、３０代の男たちが国を考えた時代。タイムマシンでのぞきたいほど面白い」と魅せられている。

　けいこ中の１７日、セットの高さ約１メートルの階段から誤って滑り落ち、左足の親指の付け根をねん挫。湿布を張りテーピングで固定している状態だが「演じていれば痛みは感じない」と笑い飛ばした。作・演出は脇太平氏。

参照元：スポーツ報知

杏さゆり、本気の女優宣言…トレカ発売イベント

グラビアタレントの杏さゆり（２５）が２０日、都内でトレーディングカード「杏さゆり　Ｌａｄｙ」の発売イベントを行った。

　カードは昨夏から撮りためた１６０枚を収録。「人生最短のショートヘアや初めてのスッピンもある。サーフィンしているカードが一番のお気に入り」女優としても昨年１２月にテレビ朝日系「シャワーＧｉｒｌ！」でドラマ初主演。２９日スタートのフジテレビ系昼ドラマ「愛讐のロメラ」では主人公の恋敵となる“悪女”に挑戦。この日、誕生日を迎えた杏は「本気で女優をやっていきたい」と気合を入れた。

参照元：スポーツ報知

杏さゆり、本気の女優宣言…トレカ発売イベント

グラビアタレントの杏さゆり（２５）が２０日、都内でトレーディングカード「杏さゆり　Ｌａｄｙ」の発売イベントを行った。

　カードは昨夏から撮りためた１６０枚を収録。「人生最短のショートヘアや初めてのスッピンもある。サーフィンしているカードが一番のお気に入り」女優としても昨年１２月にテレビ朝日系「シャワーＧｉｒｌ！」でドラマ初主演。２９日スタートのフジテレビ系昼ドラマ「愛讐のロメラ」では主人公の恋敵となる“悪女”に挑戦。この日、誕生日を迎えた杏は「本気で女優をやっていきたい」と気合を入れた。

参照元：スポーツ報知

世界の北野にまた勲章！ギリシアから名誉賞！…「アキレスと亀」初日

２０日に映画「アキレスと亀」が公開初日を迎えた北野武監督（６１）が、ギリシアのテサロニキ映画祭（１１月１４～２３日）で栄誉賞となる「ゴールデン・アレクサンダー賞」を受賞することが同日、明らかになった。また、「アキレス―」は今後９つの世界の映画祭で上映されることも決定。この日、北野監督は東京・テアトル新宿で舞台あいさつを行い、北野節連発で最新作の公開を景気づけた。

　最新作の公開と時を同じくして、「世界のＫＩＴＡＮＯ」にまた新たな栄冠が加わった。「テサロニキ映画祭」はギリシャ第２の都市テサロニキで開催される欧州でも大規模な映画祭で、特に新進映画作家の登竜門として知られている。０３年には「座頭市」がオープニング作品として上映されており、縁がある映画祭のひとつだ。

　「ゴールデン・アレクサンダー賞」は監督に贈られる名誉賞で、ピーター・グリーナウェイ監督、ホウ・シャオシェン監督、ヴィム・ヴェンダース監督、ジョン・マルコヴィッチ監督に続く５人目の受賞者となった。１１月中旬に行われる授賞式には北野監督自身が参加する予定で、現地では「アキレス―」も上映される。

　また、「アキレス―」は「ロンドン映画祭」など来年まで９つの映画祭で上映されることに。北野監督自身が訪れるのは「テサロニキ―」だけが予定されているが、上映される映画祭は今後も増える見込みで、「ＨＡＮＡ―ＢＩ」や「座頭市」並みとなる２０映画祭への参加となる可能性が高く、作品の高評価を証明している。

　そんな海外からの反響も大きくなる中、ついに日本でも迎えた公開初日。共演の樋口可南子（４９）とともに舞台あいさつを行った北野監督は“舌好調”だ。

　１１日の試写会時は「傾いた事務所を立て直したい」と語っていたが、この日は「マスコミが本気にしやがって。話題はリーマン・ブラザーズかうちの事務所になっちゃった」と冒頭から時事ネタで会場を沸かせると「おかげで銀行から取引停止。事務所が入っているビルのオーナーも『前家賃くれ』ってね」とギャグ連発。満席の客席から歓声を浴びると「おかげで政府の手が入るってことでね」と、北野監督らしく手応えを表現していた。

参照元：スポーツ報知

「悲愴感」解散ライブに「羞恥心」乱入！歓声横取り

フジテレビ系「はねるのトびら」から誕生した超貧弱３人組ユニット「悲愴感」が２０日、東京・台場の同局近くの特設ステージで、ＣＤデビューからわずか２５日目で早くも解散ライブを行った。同じ３人組ユニット「羞恥心」の人気に便乗して結成した“ニセ者”がこの日、サプライズ参加した“本家”と最初で最後のコラボ。しかし、ファン１万人の歓声は「羞恥心」に集中。人気の差を見せつけられ、悲愴感あふれる解散となった。

　特設ステージにさえない表情の「悲愴感」メンバー、ロバート・山本博（３０）、ドランクドラゴン・鈴木拓（３２）、アンガールズ・田中卓志（３２）が登場すると、６万人の応募から選ばれた１万人のファンから大歓声が上がった。

　３人は大型スクリーンにブリーフ一丁で気持ち悪く踊る映像が流れる前で、デビュー曲「悲愴感」を熱唱。しかし、気持ちよくサビの部分を歌っている途中で、「羞恥心」のつるの剛士（３３）、上地雄輔（２９）、野久保直樹（２７）がサプライズで登場すると、曲も「羞恥心」のデビュー曲「羞恥心」にチェンジ。ぼうぜんとする「悲愴感」をよそに、軽快な振り付けで熱唱する「羞恥心」に、この日一番の大歓声が上がった。

　「悲愴感」は「羞恥心」の人気に便乗し、衣装や歌の雰囲気もまねて結成。８月２７日に東京・池袋サンシャインで行ったＣＤデビューイベントでは、同所で「羞恥心」が行ったデビューイベントと同じ２０００人を集めた。

　しかし“本家”との人気の差は歴然。両者はこの日が初コラボで、リーダーの田中は「あわよくば（羞恥心に）見つからないようにやってたのに」、山本も「一度も会わずに終わりたかった」と、せこいコメント。さらに、田中が「どっちみち、今日で解散ですから！　一緒に『悲愴感バンザイ』してください」と“ＫＹ”な万歳三唱で、無理やり盛り上げた。

　一方、「羞恥心」のつるのは「悲愴感」について「僕も曲を買いましたよ」。上地も「僕もそれを借りる予定」、野久保も「おいっ子に『悲愴感に会わせてくれ』って言われた」と温かい反応を見せ、大きな拍手を受けていた。最後はアンコールに応えて、再び６人で「悲愴感」と「羞恥心」を披露した。

参照元：スポーツ報知

ＣＭ界出身で映画監督の市川準さんが急死

ＣＭ界出身で「トニー滝谷」などの作品で知られる映画監督の市川準（いちかわ・じゅん）さん（本名・純＝じゅん）が１９日未明、脳内出血のため東京都渋谷区の病院で死去した。５９歳。同日未明まで新作映画の編集をしており、その直後に倒れた。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は妻幸子（さちこ）さん。「禁煙パイポ」「タンスにゴン」などＣＭディレクターとして社会現象になったＣＭを多く作り、「トニー―」ではロカルノ映画祭審査員特別賞を受賞するなど映画監督としても活躍した。
　市川監督は１８日夕方、都内のスタジオに入り、新作短編「ｂｕｙ　ａ　ｓｕｉｔ　スーツを買う」の編集作業を行った。夕食はスタジオで取り、作業を終えた深夜、１人で小腹を満たそうと入った飲食店で倒れたという。ヘビースモーカーで、お酒はたしなむ程度だった。渋谷区の病院に搬送されたが、帰らぬ人となった。遺体は１９日夕方、妻とともに都内の自宅に戻った。

　スタジオのロビーには「ｂｕｙ―」のポスターが立てかけてあった。余白の部分にある「よろしくお願いします。市川準」のサインは１８日に書かれたものだった。編集室に入る前の市川監督と会った関係者は「少し疲れている様子でしたが、変わりはありませんでした。届いたばかりのポスターに進んでサインを入れてくださって『サインしといたよ』って」。悲報に呆然（ぼうぜん）としていた。

　ＣＭディレクターとしても多くの作品を作った。「禁煙パイポ」の「私はコレで会社を辞めました」は流行語になり、「タンスにゴンゴン」では清純派女優沢口靖子のコミカルな一面を引き出した。８７年に映画「ＢＵ・ＳＵ」で監督デビューし、「東京夜曲」「竜馬の妻とその夫と愛人」など話題作を相次いで発表。実験性に富んだ映像や、人間への優しい視点が特徴的で、国内外で高い評価を得た。０４年には、イッセー尾形、宮沢りえ出演、村上春樹氏原作の「トニー滝谷」がスイス・ロカルノ国際映画祭審査員特別賞を受賞した。しかし、キャンペーンで忙しくなっても、孫に会いたいとしきりに言うなど、家族思いだったという。

　映像が大好きだった。新作は自主製作で、プロの俳優ではない周囲にいた人間を使いコツコツ撮影した。同時進行で進めていた「レンダンリング詞」は、１人でカメラを手に、風景を撮影した作品だった。カメラは数年前、投稿ビデオの審査員を務めた時にもらったＨＤカメラ。レンダリングとはコンセプトを映像化するという、デザイン、コンピューター用語で、映像にこだわった市川監督らしいタイトルだった。１０月に行われる東京国際映画祭では、新作上映と舞台あいさつも決まっていただけに、多くの関係者は驚きを隠せなかった。ＣＭ、映画界に新風を吹き込んだ市川監督の作品はもう見られない。

参照元：nikkansports.com

第２１回東京国際映画祭コンペ部門１５作に邦画２作品が選出

第２１回東京国際映画祭（１０月１８～２６日）の全作品ラインアップが１８日、正式発表された。

　コンペティション部門１５作品の中には俳優の渡部篤郎（４０）の初監督作「コトバのない冬」（主演・高岡早紀、公開日未定）、妻夫木聡（２７）主演の「ブタがいた教室」（１１月１日公開、前田哲監督）の日本作品２本が選出。都内で行われた会見に出席した渡部は「古くからの仲間たちと一から作ることができただけでもうれしいのに」と喜び。審査委員長は米俳優ジョン・ヴォイト（６９）が務める。またオープニングは「レッドクリフ」、クロージングはディズニーアニメ「ウォーリー」が上映される。

参照元：スポーツ報知