「花より男子」香港、ラスベガスで撮影

人気ドラマ「花より男子」の映画化でシリーズ最終版となる「花より男子Ｆ（ファイナル）」の海外ロケが２９日、米国ラスベガスで終了する。主演井上真央（２１）と松本潤（２４）は１１～１６日に香港で、１９日からはラスベガスで撮影。超セレブの役柄同様に、世界約２万５０００キロを飛び回った。
　ドラマのパート２でニューヨークロケを敢行した「花男」が、映画版でさらにスケールアップした。海外ロケ終了を目前にした井上は、ヒロイン牧野つくしの決めゼリフ「ありえねぇっつ～の！」にかけて「今回もありえない！　の連続です。よりパワーアップして、豪華。展開も最後までどうなるかわかりませんから」とコメントした。

　先月始まった撮影で、松本と小栗旬（２５）松田翔太（２２）阿部力（２６）のセレブ４人衆「Ｆ４」も加えた５人が勢ぞろいしたのは香港ロケだ。テレビドラマの時から現地でも人気を集めていただけに、到着した空港に大勢の地元ファンが出迎え。街中でのロケも、終始大騒ぎだった。

　小栗は「ファンの距離が近いのを味わいました。オグリーって呼ばれてました」と振り返る。阿部は「本当に花男？　みたいなアクションシーンもある」と香港ロケの一部を明かし、松田も「あまりのスケールの大きさに、もう花男じゃないなと思いました」とたまげた。

　松本は「やっぱりテレビでよかったじゃんって思う内容ではなく、ちゃんと映画館に足を運んでよかったなって作品になります」と約束した。映画版はドラマと違い、原作漫画のエピソードを使わず、完全オリジナル脚本を採用。出演者も物語への愛着を深めている。

　昨年のパート２最終回では平均２７・６％、瞬間最高３２・３％の視聴率を記録した。井上は「映画化されるのは、それだけ皆さんに支持していただいたからこそ」と感謝。ここ数年では屈指の大ヒットドラマのラストシーンは、６月２８日に公開される。

参照元：nikkansports.com