アッコ、すぎもとに謝罪お預け…紅白リハ

大みそか恒例の「第５８回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７時２０分）のリハーサルが２９日、本番と同じ東京・渋谷のＮＨＫホールでスタートした。

　“目玉不在”といわれる今年の紅白を象徴するように、大御所たちの発言も今年はトーンダウン気味だ。

　北島三郎は昨年のリハーサルで、ＤＪ　ＯＺＭＡの「開チン発言」に「張り倒す」と激怒、本番ではボディースーツ演出を知らずに“共演”してしまったが「あれから１年だもんな。思い出のひとつだね」と笑顔を崩さず。ＯＺＭＡが謝罪に来たことを明かし「まあ、これも時代」と振り返った。

　今年の紅白について「ＮＨＫさんは視聴率を考えない方がいい。紅白にかなう番組はないんだから。歌がうまい下手は関係ないよ」と穏やか。中居正広の紅組司会にも「そういう時代だから」と容認。かつて民放の番組で開チンした笑福亭鶴瓶にも、昨年と違って「紅白じゃやんないでしょ」と意に介さずだった。

　同じく辛口トークで紅白を盛り上げる和田アキ子も「今年は『アッコ、ほえる』って書かれないな」と爆弾発言はお預け。自らの曲も作曲した杉本眞人氏（アーティスト名・すぎもとまさと）を「知らない」と発言したことの謝罪が先決のよう。この日はすぎもととすれ違いで「自分の口から早く謝りたい」と恐縮しきりだ。

　自らの「あの鐘を鳴らすのはあなた」から故・阿久悠さんの作詞曲がラスト４曲を飾ることには「阿久さん（の企画）で４曲っていうのは少ない。阿久さんでくくりにしなくてもよかったのでは」と疑問を持ちつつ「阿久さんにも（出だしの）『あなた』の気持ちを込めて歌いたい」。出し物やサプライズが減った“シンプル紅白”を、サブちゃん、アッコは歓迎ムードだった。

参照元：スポーツ報知