キミうた３部作、リルビーで泣く

新曲「キミに歌ったラブソング」（９月１７日発売）が着うたなどで１２０万ダウンロードを突破しているガールズユニット「Ｌｉｌ’Ｂ（リルビー）」が、“キミ”をタイトルにした「キミうた」３部作を作成することになった。第２章となるバラード「願いごと一つキミへ」を１１月２６日に発売し、来年には第３章「ただ一人キミだけに…（仮）」を発売する。ラブソング３部作に、メンバーのＡＩＬＡは「大切な人を大切に思う気持ちをストレートに込めています」と話している。

　現在、女子中学生、女子高校生など１０代の若者から圧倒的な支持を得ているガールズユニット「Ｌｉｌ’Ｂ（リルビー）」が大切な人へのメッセージソング“キミうた”３部作を作ることになった。

　千葉出身のボーカル・ＭＩＥと広島出身のラッパー・ＡＩＬＡは、東京と広島で別々に音楽活動をしていたが、２人を知るプロデューサーを介して対面を果たし、０７年に「リルビー」を結成。ＭＩＥの透き通る歌声に、ＡＩＬＡのラップが融合した新しいスタイルを確立し、６月に「オレンジ」でデビューしたばかりのユニットだ。

　９月１７日に発売したセカンドシングル「キミに歌ったラブソング」はＡＩＬＡが「大好きな先輩に渡せなかったラブレター」という実話をテーマに書き下ろしたところ、１０代の女性を中心に「泣けるラブソング」との共感を呼び、着うたなどで１２０万ダウンロードを突破するヒットを記録。着うたフルでは１１日間連続配信１位を記録。ギネス記録を持つ青山テルマには及ばないものの、宇多田ヒカルに並んだ若手注目株だ。

　あまりの反響の大きさにＡＩＬＡは「たくさんの方々に共感してもらえたり、『助けられた』とか『ありがとう』とかいう感想をいただいて、すごくうれしいけれど、少し不思議な気分でもあります」と続編を決意。バラード調で「たった一人のキミに笑っていて欲しい」をテーマで「願いごと一つキミへ」（１１月２６日発売）を制作。さらに現在、完結編となる第３章として「ただ一人キミだけに…（仮）」の曲作りの真っ最中だ。

　ＡＩＬＡは「（３曲とも）たくさんの人に向けてというのではなくて、たった一人の大切な存在＝キミに向けて、伝えたい思いを込めています」と説明した。多くの女性が涙した第１章にも負けない、パワーアップした第２章、第３章が楽しめそうだ。

　◆学園祭など精力的　○…リルビーは現在、学園祭を中心に活動中。１８日には三重・鈴鹿国際大で、２５日には埼玉・駿河台大、１１月２日には名古屋・南山大と各地を回りライブを行う。その一方で、毎月、ライブ活動を行っている二子玉川のライブハウス「ｐｉｎｋ　ｎｏｉｓｅ」では１１月１９日、１２月２０日のライブ開催が決定。６月にデビューしたばかりだが、精力的にライブ活動を行っている２人を生で見る機会が増えそうだ。

参照元：スポーツ報知