中島美嘉、ＮＡＮＡの次はレゲエで映画主題歌

　歌手の中島美嘉（２４）が、森田芳光監督（５７）の映画「サウスバウンド」（１０月公開）の主題歌を歌うことが７日、分かった。自身が主演した「ＮＡＮＡ」以外の映画主題歌は初めて。豊川悦司（４５）、天海祐希（３９）主演の映画は、沖縄・西表島に移住した家族のきずなを描く。南国ものらしく作詞は「島唄」の宮沢和史（４１）が手掛けた。

　直木賞作家・奥田英朗さん原作の「サウスバウンド」は、突然西表島に移住した一家の物語。元過激派の父親（豊川）、破天荒な母親（天海）と２人の子供（田辺修斗、松本梨菜）たちのハチャメチャな日常が描かれる。

　中島が歌う主題歌「永遠の詞」は、南国が舞台の映画らしいゆるやかなレゲエ・ナンバー。作詞も中島とは以前から親交があった「島唄」の宮沢が南国つながりで手掛けた。今回の映画のために制作した曲で、レコーディングでも西表島への思いをはせながら歌ったという。

　主題歌は、ほかにも候補曲が挙がったが、森田監督のチョイスで「永遠の詞」に決定したという。同曲は１０月３日に２４作目のシングルとして発売。カップリングにはジャズグループ「勝手にしやがれ」との共演曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」を収録した。

　映画は５月下旬にクランクインし、沖縄で撮影が行われ、先月下旬にクランクアップした。現在は１０月の公開に向けて編集作業が進められている。

　中島は現在放送中のフジテレビ系ドラマ「ライフ」（土曜・後１１時１０分）の主題歌「ＬＩＦＥ」（２２日シングル発売）を歌っているが、同曲はＣＤ発売前にもかかわらず、「着うた」のデイリーランキング（６日付）で１位に輝いた。日本テレビ系「ハケンの品格」では「見えない星」を歌うなど、主題歌づいている中島の歌声で映画も大ヒットを狙う。

参照元：スポーツ報知