安室貫録、ゴマキ洋楽でイメチェン、倖田涙…エイベックス２０周年 株主総会

大手エンターテインメント企業・エイベックスの株主総会が２２日、さいたまスーパーアリーナで開催され、日本の株主総会史上最多となる８９１０人の株主が参加した。総会後の株主限定ライブには、ＴＲＦ、安室奈美恵（３０）、倖田來未（２５）、ＥＸＩＬＥ、後藤真希（２２）ら１２組のアーティストが参加。豪華ステージで同社の２０周年を盛り上げた。

　エイベックスの株主と同伴者の約１万５０００人が見守るステージで、邦楽第１号アーティストのＴＲＦや一大勢力に押し上げた安室奈美恵から、先日移籍を発表したばかりの後藤真希まで、１２組のアーティストが２０年間の歴史を体現した。

　中盤で登場した安室は新曲「ＮＥＷ　ＬＯＯＫ」「ＷＨＡＴ　Ａ　ＦＥＥＬＩＮＧ」に加え、９５年１２月に発売した「Ｃｈａｓｅ　ｔｈｅ　Ｃｈａｎｃｅ」の３曲で、貫録のパフォーマンスを披露。元祖歌姫の出演は００年以来８年ぶりとあって、一際大きな拍手を受けた。

　一方、同社への移籍が発表されたばかりの後藤真希は昨年１０月以来、約８か月ぶりのステージ。ラメ入りのワンピース姿で「改めまして、後藤真希です。ものすごく久しぶりです」とあいさつ。今まで発表した楽曲ではなく、ホイットニー・ヒューストンの「Ｓａｖｉｎｇ　Ａｌｌ　ＭｙＬｏｖｅ　Ｆｏｒ　Ｙｏｕ」を英語でしっとりと歌い上げ、イメージチェンジを匂わせた。

　１月末の“羊水発言”で約２か月半、活動を自粛していた倖田來未は「こういった場所で歌えることがうれしい」としみじみ。騒動があっても支えてくれた株主を前に感極まったのか、歌唱中に思わず涙した。総会で倖田に関する質問は出なかったという。

　２０周年を機に、会場を昨年までの東京国際フォーラムから変更。ライブは毎年恒例だが、出演者が１０人を超えたのは今年が初めて。少しでもいい席で見ようと、早朝６時から３００人が行列をつくった。

　株主総会には、今月２０日のソニーの７８８３人を超える日本最多の８９１０人が参加した。既存のレコード会社の枠を越え、映像事業など多方面への進出を実現してきたエイベックスだけに、さらに記録を伸ばす可能性もありそうだ。

　▼ライブ出演アーティスト　金田石城（美術家）、ｍｉｈｉｍａｒｕ　ＧＴ、木山裕策、東方神起、後藤真希、ａｌａｎ、安室奈美恵、槇原敬之、大塚愛、ＴＲＦ、倖田來未、ＥＸＩＬＥ（出演順）

参照元：スポーツ報知