小林武史、ＴＶ進出…日テレ「ハッピーミックス」

人気音楽プロデューサーの小林武史氏（４８）が５日にスタートする日テレ系新番組「ハッピーミックス」（土曜・深夜１時２５分）で、テレビ初レギュラーを務める。小林氏が様々な業界のクリエイターとの対談などで、新たな企画を生み出そうという、ドキュメントタッチの情報バラエティー。スポーツ報知の取材に「詳しくはいえないけど、色々と企んでます」と番組発での大型プロジェクトの実現をにおわせた。

　Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎ、レミオロメンなど人気アーティストの音楽プロデューサーであり、彼らの所属事務所社長であり、環境プロジェクトを支援する非営利組織「ａｐ　ｂａｎｋ」を立ち上げるなど多方面で活躍する小林氏が、今度はテレビ番組発で意外な？大型プロジェクトを立ち上げる。

　テレビ初レギュラーとなる「ハッピーミックス」は“世の中を幸せにするようなミックス”をテーマにした新番組。小林氏が、実際に番組ホームページにも掲載されるブログ「ハッピーミックス」に集う人物や、アイデアに興味を抱く形で、ミックスの具現化を目指すという。ブログには様々な業界の一流クリエーターもアイデアを寄せ、小林氏はそのクリエーターと対談。音楽とファッション、映画などのコラボレーションの可能性を探る。

　「どちらかというとメーンストリームの外から、カウンター的にあてていくことを若いころから考えていたけど、テレビってすごいなって思うところもあった」と小林氏。「テレビに向いてるとは思いませんけど、割と自由にやっていいと言われたので。テレビを使って意外なメディアミックスができれば」と企画に賛同して出演を決めた。

　「面白いミックスができそうな人」と小林氏が毎回対談予定だが、具体的にどんなミックスが生まれるかは未定。番組内容も今後どうなるかわからない手探りの船出だが、小林氏の脳内にはすでに、アイデアが生まれつつあるようで「企むって言葉が大好きで、なんかやろうっていうワクワク感を出していきたい。番組で何かはお届けできるはず。ある大型プロジェクトを番組の中で明らかにしていきたい」と自信を見せている。

　レコーディング風景なども登場する予定。普段、表舞台に出ることの少ない小林氏の人間像が垣間見られる番組になりそうだ。

　◆小林　武史（こばやし・たけし）１９５９年６月７日生まれ。４８歳。山形県出身。桑田佳祐、サザンオールスターズの楽曲アレンジなどで評価を集め、Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎをデビュー当時からプロデュース。０６年には櫻井和寿らと「Ｂａｎｋ　Ｂａｎｄ」を結成。音楽事務所「烏龍舎」代表取締役社長も務める。９６年に「ＭＹ　ＬＩＴＴＬＥ　ＬＯＶＥＲ」のＡＫＫＯと結婚も０８年元日に離婚。

参照元：スポーツ報知