市川亀治郎、現代語セリフに苦戦

歌舞伎俳優の市川亀治郎（３２）が５月２日放送のテレ朝系ドラマ「パズル」（金曜・後９時）第３話で民放に初出演することが２８日、分かった。昨年のＮＨＫ大河ドラマ「風林火山」の武田信玄役で一躍注目を集めた男が現代劇に初挑戦し、主演の石原さとみ（２１）らと共演する。

　スーツを着てメガネを掛けていても、亀治郎の存在感は際立っていた。「カツラや着付けがないので肉体的には楽だけど、それ以外は初めてのことばっかり。セリフは現代語になると覚えられない。演技の直前に頭に入れて、瞬発力で演技しました」と無難に撮影をこなした。初の映像作品となった「風林火山」への出演が自信になったようで「大河に出演して、カメラにビビらなくなった。今回は、もう大丈夫でした」。大河を体験したことで初めての民放、現代劇にも余裕を持って対応できたという。

　「パズル」は、石原演じる英語教師が生徒たちとともに謎解きに挑むミステリー作品。ゲストとして出演する第３回は、古い屋敷で開催された推理クイズ大会が、殺人事件の犯人捜しにすり替わるストーリー。弁護士にふんする亀治郎は、石原のライバルとなって事件を追う。

　◆こちらは現代ドラマ満喫“視界良好”に内野「嬉しい」　○…「風林火山」で山本勘助役で共演した内野聖陽（３９）は、昨年死去した直木賞作家・藤原伊織の小説を原作にしたＷＯＷＯＷ「シリウスの道」（９月放送予定）の撮影に臨んでいる。こちらも大河ドラマ以来初のドラマで、スーツに身を包んだ内野は「１年間、（大河ので）片目で足を引きずっていたんで、それから解放されてうれしいです」と、久々の現代劇を満喫している様子だった。

参照元：スポーツ報知