志田未来コメディー挑戦！山田優は“鬼姉”宣言

女優の志田未来（１５）が７月９日スタートの日テレ系連続ドラマ「正義の味方」（水曜・後１０時）に主演することが３日、分かった。聖千秋さんの同名コミックが原作で、志田演じる女子高生・中田容子は悪魔のような姉・槙子（山田優＝２３）から、虐げられ、いじめ倒されながら、前向きに明るく生きる役どころ。ただ、姉のいたずらが巡り巡って周りの人の幸福につながってしまうストーリー。志田は「コメディードラマなので、はっちゃけてやりたい」と意気込んでいる。

　「１４才の母」（０６年、日テレ系）で等身大の女性をシリアスに演じた若き演技派女優・志田が、今度はホームコメディーに挑戦する。

　「正義の味方」は、月刊「コーラス」に連載中の聖千秋さん原作の人気コミック。志田演じる二女・容子（１６）は、山田演じる長女・槙子（２４）から生後間もない時期からいじめを受け続ける。それでも前向きに生きる姿をコメディータッチで描く。次屋尚プロデューサーは「志田が『女王の教室』でいじめられた時の反応が良かった。『家なき子』のノリではなく、いじめられる中に妥協があって強く生きる、今風の強い生き方があった」。「正義―」のドラマ化は他局との争奪戦となったが、志田を起用することで原作者側にＯＫを取り付けた。

　姉・槙子は有名私大を卒業し官公庁に勤めるキャリアウーマンで妹をいじめるだけでなく、「やられたらやり返す。やられてなくてもやる」がモットー。ただ、その行為が意図しないところで次々と好転し周囲から“正義の味方”と呼ばれる。その結果に容子は理不尽な思いを抱きながら、けなげに生きていく。

　志田は「コメディーを演じるのはとても好きです」と新境地に前向き。実際に弟を持つ山田も「原作を読んで、弟に『私は違うでしょう』と確認したところ、槙子が妹にしている扱いと私が弟にしている扱いにそう大差がないと言われた」と苦笑い。まさに適役で「かわいい未来ちゃんをいじめるのは大変心が痛みますが、そこは役になりきって、頑張っていじめちゃいます」と“鬼姉”宣言。志田も「撮影中はボロボロにされる覚悟ができている」と決意。何をやってもうまくいく姉と、ほんろうされる不幸な妹の対比が注目を呼びそうだ。

参照元：スポーツ報知