新人賞のライバル・ジェロとガルネク、祖母に捧ぐ夢舞台！紅白出場５３組発表！！

　大みそか恒例の「第５９回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７時２０分）の出場歌手５３組が２５日、東京・渋谷の同局で発表された。日本レコード大賞の最優秀新人賞でも有力候補のＧＩＲＬ　ＮＥＸＴ　ＤＯＯＲ（ガルネク）とジェロを始め、結成９年目の３人組ユニットＰｅｒｆｕｍｅら初出場が１４組とフレッシュな顔ぶれが並んだ。同局の五輪テーマ曲を担当したＭｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎも初めて紅白のステージに立つ。また、企画コーナーでアイルランドの歌姫・エンヤの出演も決まった。

“ガルネク”とジェロ。年末の新人賞レースを争うことが確実な２組のアーティストが、紅白の舞台でも競演する。

　ガルネクは、創立２０周年を迎え、紅白にレーベル最多の９組ものアーティストを送り込むエイベックスが、今年最も力を入れている男女３人組ユニット。一方、米ピッツバーグ出身のジェロも史上初の黒人演歌歌手として、デビュー曲「海雪」が１０～７０代と世代を超えて話題となり社会現象に。演歌界期待のニューフェースとして、賞取りが期待されている。

　ともに年末の賞レースの最高峰・日本レコード大賞の新人賞受賞は確実で、最優秀新人賞の有力候補にも挙げられている。これからことあるごとに“対決”していく２組が、夢舞台でもある紅白の初出場会見で顔を合わせた。

偶然にも、紅白出場を伝えたかったのは、ともに愛する祖母だった。ガルネクのボーカル・千紗（２３）は「デビューした時に、おばあちゃんから『こんな年になって、喜ばせてくれるなんてありがとう』って、涙が出る言葉をいただいた。紅白ではもっと大喜びさせられるパフォーマンスを見せたい」とコメントした。

　今は亡き日本人の祖母の影響で演歌歌手になったジェロも思いは同じ。「アメリカで１９８２年の紅白から欠かさず見てました。その時、おばあちゃんに、いつかこれに出たいなとハッキリいった。思い出の番組でした。演歌を歌えることになったのはおばあちゃんのおかげ。（亡くなって）間に合わなくて寂しいんですけど、精いっぱい頑張りたい」と前を見据えた。

　ジェロは次の仕事があり途中で退席。ガルネクも１９日に新曲を発売したばかりと、それぞれ年末に向け大忙し。紅白の夢舞台まで、新人賞レースでも話題を振りまいてくれそうだ。

参照元：スポーツ報知