桃井かおり２冠…ウラジオストク国際映画祭

女優の桃井かおり（５５）が初監督に挑戦した映画「無花果（いちじく）の顔」が、ロシアで開催されていた第５回ウラジオストク国際映画祭（１５～２１日）で最優秀監督賞と最優秀女優賞を受賞した。配給会社に連絡が入った。

　同作は今回のほか世界で２０もの映画祭に出品されており、今年２月にベルリン映画祭でＮＥＴＰＡＣ（アジア作品賞）、３月にスイス・フリブール国際映画祭で特別賞を受賞しており、今回で５冠目となった。

　２１日に現地で行われた授賞式にはスケジュールの都合で出席することはできなかったが「あんまり（観客が）入らなかったからプロデューサーたちは責められてるんで、こうしていい映画なんだと認めてもらえると、本当に助かる」と周りのスタッフを気遣い、安堵（あんど）した様子。さらに「女優賞は驚いた！　けどうれしい」とダブル受賞を喜んだ。

　「無花果―」は自身の短編小説を原作に、主演・山田花子（３２）演じる長女の目線で家族４人の姿を描いた作品で、昨年１２月に公開。すでにドイツ、オーストラリアでの公開も決定している。

参照元：スポーツ報知