森光子 緒形さんに捧ぐ放浪記「天国からご覧いただいている」

　女優の森光子（８８）が、主演する舞台「放浪記」の大阪（フェスティバルホール、２３日～１１月４日）・名古屋（中日劇場、１１月９日～１２月５日）公演のけいこスタート会見が８日、都内で行われた。

　０９年の森の誕生日の５月９日に上演２０００回（東京・帝国劇場）となることに向けての今公演だが、森は「何を言っても緒形（拳）さんの顔がチラチラ浮かぶ」と５日に亡くなった名優とのお別れがショックな様子。ドラマで２度の共演、緒形さんが所属していた新国劇の公演にも出演経験がある森は「そのときキビキビと働く若者を拝見して、いつも声をかけていました」という。「お仕事が好きで、すごい作品ばかり残してくれた。天国からご覧いただいてると思って務めさせていただく」と今公演は緒形さんにささげる舞台になる。

　２０００回上演に向けては「何かサプライズを考えたい」と名物の「でんぐり返し」にかわるものを計画しているという。この日は親交が深く、現役引退を表明した大リーグ・野茂英雄投手（４０）からのメッセージと花束も届いた。また、勇退したソフトバンク・王貞治監督（６８）には「いつも緊張されていた。今度はリラックスしてお食事をご一緒できたら」とメッセージを送っていた。

参照元：スポーツ報知