森光子、でんぐり返し封印＆新劇場「ドキドキ」の放浪記

女優の森光子（８７）の主演舞台「放浪記」が８日、東京・日比谷のシアタークリエで通算１８６０回目を迎えた。

　１９６１年に初演され、同劇場の前身の芸術座で幾度となく演じられた森の代表作。７日から新劇場で初日を迎えたばかりで森は「体中ドキドキしています」とちゃめっ気たっぷりに話した。

　劇中の木賃宿で自分の小説が雑誌に掲載されたことを喜ぶ場面で、森が行う「でんぐり返し」のシーンが注目を集めていたが、今回からけが防止のため封印。新演出では周囲が万歳をして祝福する中、はにかみながらも万歳をするシーンに変わった。劇場も新劇場、新演出で臨む代表作だが「全部新しいけれど、お客様は変わらない。温かくて…。同じなんで力強く感じました。新しいものもいいけれど、古くて良いものを大事にしていかないと…」と意気込みを語った。

　なお、２月２３日には上演１９００回に。千秋楽は３月３０日の予定。

参照元：スポーツ報知