海外レジェンドが久保田を歌う…Ｔａｋｅ６ら大物集合！

歌手の久保田利伸（４５）の楽曲を、外国人歌手がカバーしたトリビュートアルバムが８月６日に発売されることが４日、分かった。「Ｔｈｅ　Ｗｏｒｌｄ　Ｓｉｎｇｓ　ＫＵＢＯＴＡ」で、スティービー・Ｂ、ピーボ・ブライソン、スウィング・アウト・シスターらが参加する。米国でも活動していた久保田の代表曲を、海外の大物がどのように歌うのか、注目を集めそうだ。

　久保田のヒット曲が、海外のアーティストによって新たな命が吹き込まれる。８月発売のトリビュート盤には「Ｍｉｓｓｉｎｇ」や「ＬＡ　ＬＡ　ＬＡ　ＬＯＶＥ　ＳＯＮＧ」などの代表曲１１曲が、すべて英語詞で収録される。

　参加したのは海外で活躍する外国人歌手ばかり。人気シンガー・ソングライターのスティービー・Ｂや８つのグラミー賞を獲得したコーラスグループ「Ｔａｋｅ６」、英ポップバンドの「スウィング・アウト・シスター」、セリーヌ・ディオンとのデュエットなどでも知られるＲ＆Ｂ歌手のピーボ・ブライソンらが名を連ねている。

　久保田は１９９５年に全米デビューを果たし、活動の拠点を米ニューヨークに置いていた。１０年以上にわたった現地ミュージシャンとの交流が、今アルバムにつながっただけに、久保田も「素晴らしいエモーションでカバーしてくれたレジェンド（伝説）たちに感謝します」と興奮気味。「時代を作ったスターたちが、私の曲たちにまた異なる新たな輝きを与えてくれました。曲を作った当時のことを、とてもピュアな気持ちで思い出すことができました」と話している。

　久保田の人気は“同業者”から、日本でも高い。０４年２月にＭＩＳＩＡ、倖田來未らが参加したトリビュートアルバム「ＳＯＵＬ　ＴＲＥＥ」が発売され、昨年３月には平井堅らが久保田の楽曲を歌ったライブイベントが開催されている。海外の歌手によるカバーは今回が初めて。

　外国人による日本人の楽曲カバーは、レイ・チャールズがサザンオールスターズの「いとしのエリー」を歌ったのが有名。ほかに山下達郎、竹内まりや、小田和正、今井美樹らの楽曲がこれまでに外国人にカバーされている。海外での発売予定はないが、思わぬ形で再び世界に広がる可能性もありそうだ。

　◆「Ｍｉｓｓｉｎｇ」先月２２日着うた１位　○…久保田の代表曲「Ｍｉｓｓｉｎｇ」が今、再脚光を浴びている。４月８日のフジテレビ系「ハモネプ０８」で優勝チームが同曲を歌い、配信の着うたフルランキングが上昇。同２１日の「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」で、久保田がＳＭＡＰとともに熱唱したところ、２２日のデイリーチャートで１位を獲得。１９８６年のアルバム収録曲が２０年以上の時を経て再ヒットの兆しを見せており「時代を超えて歌い継がれる曲があることに幸せを感じます」と話している。

参照元：スポーツ報知