獅童スッキリ、因縁の国道２４６号で監督デビュー

歌舞伎俳優の中村獅童（３５）が１２日、都内ホテルで行われた短編オムニバス映画「Ｒ２４６　ＳＴＯＲＹ」（８月公開）の製作発表会見に出席した。先月２９日に女優の竹内結子（２７）との離婚が成立してから初の公の場。徹底ガードの奥で、報道陣からの問いかけに耳を傾けながらも「言えないんですよ」と一言。同作では監督に初挑戦。離婚から心機一転の活躍を図る。

　凛（りん）とした表情で会見場に姿を見せた獅童。「スッキリした？」「寂しくない？」と投げかけられた質問に耳を傾けたが、来たか！という表情で笑みを浮かべるだけ。帰り際にも長机で規制する徹底ガードの奥で、笑顔の表情とは裏腹に「言えないんですよ」と一言だけ残し、その状況を面白がるユースケ・サンタマリア（３７）に促されて会見場を後にした。

　「Ｒ２４６―」では、浅野忠信（３４）やヒップホップユニット「ｍ―ｆｌｏ」のＶＥＲＢＡＬ（３２）、ユースケらさまざまなジャンルで活躍する“アーティスト”らとともに監督として参加。今回が２度目となる浅野以外は初メガホン。国道２４６号を舞台に、それぞれの物語を描く。

　獅童は、２４６号の最果ての静岡・清水から現代の東京へとタイムスリップした「森の石松」がキャデラックに乗って世直しを行うという「ＪＩＲＯル―伝説のＹＯ・ＮＡ・Ｏ・ＳＨＩ」を監督する。

　獅童にとっては２４６号は、離婚の引き金にもなった０６年７月に女優の岡本綾（２５）を乗せて酒気帯び運転の上に信号無視をして検挙された“いわくの道路”。さらに、演じる「森の石松」は、同１０月に謹慎からの“復帰作”として演じた役柄という因縁めいたものも思わせる。

　ただ、約１年５か月の長期間の協議を経て離婚も成立。心身ともにスッキリ。会見でも笑顔が目立ち「（撮影では）やりたいことをすべてやらせていただいて楽しかった」。今月２７日には音楽劇「ＴＵＲＡＮＤＯＴ―トゥーランドット―」も開幕。気分を一新して仕事にまい進することになりそうだ。

参照元：スポーツ報知