真田＆ジャッキー日本で初競演

米ハリウッド映画「ラッシュアワー３」（ブレット・ラトナー監督、２５日公開）のジャパンプレミアのイベントが東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。主演したジャッキー・チェン（５３）と真田広之（４６）の日本と香港のスターがそろって登場、３５０人のファンが熱狂した。２人は今作で初共演だが意気投合、今後の共演についても積極的な姿勢を見せた。

　東シナ海を隔てて日本と香港のアクションスターの黄金タッグが日本で初お披露目された。

　ジャッキー・チェンと真田広之。映画「ラッシュアワー３」で初共演を果たした２人はのジャパンプレミアで仲良くレッドカーペットに登場した。

　一人一人丁寧にサインをする真田とは対照的に、２年ぶり来日のジャッキーは一人でも多くの人にハイタッチをしようとダッシュした。行動は違うが２人のファンを大事にする思いは一緒だ。

　友人として２０年以上の付き合いながら意外なことに初共演。昨年の上海国際映画祭のパーティーで真田とジャッキーは同席し、話した直後に実現。真田は「あの２か月後に映画のオファーが来た」と驚く。ジャッキーは「高倉健さん、北野武監督ともやりたい。黒澤明監督とは仕事が出来なかったから、今はやりたいと思ったらすぐに行動するんだ」と説明した。

　舞台あいさつで、汗だくの真田は「生ジョッキで一杯やりたいですが、隣には“生ジャッキー”ですから。ボクは付いてきた枝豆のよう」と得意の？オヤジギャグで笑わせたが、尊敬の念は変わらない。「ジャッキーは常に新しいものを生み出すクリエイターだということが撮影現場を見て分かった」と真田。一方のジャッキーも「アクションでスタントを用意したけれど、『全部、自分でやる』と言ってやった。本当にすごく良かった」と興奮気味にまくし立てた。

　映画の中では兄弟のように育ちながら、最後は敵対するリー捜査官（ジャッキー）とケンジ（真田）の２人だが、お互いのコミュニケーションはばっちり。「本当は１０月に日本でロケする映画（新宿事件・仮題）でも出演をお願いしたけれど、彼は撮影が終わったばかりで休みたいと言われた。でも次はまた一緒に仕事をしたい」と熱烈メッセージ。真田もそれに応えるかのようにガッチリとジャッキーの右手を握り締めた。

参照元：スポーツ報知