菅野美穂「働きマン」に変～身…人気コミック初実写化

　女優の菅野美穂（３０）が１０月スタートの日テレ系連続ドラマ「働きマン」（水曜・１０時）で、日夜仕事に没頭する雑誌編集者を演じることが２２日、分かった。発行部数３００万部を超える人気コミックの初実写化。原作ファンの菅野は、髪を切って主人公になりきる熱の入れようだ。

　菅野演じる松方弘子は、出版社に勤務する週刊誌編集者。独身の２８歳で、性格は男勝り。スクープをゲットし、ここ一番で「男スイッチ」が入ると、バリバリ仕事を片づける姿から「働きマン」と呼ばれている。

　安野モヨコさん（３６）の原作漫画は「週刊モーニング」に連載中で、コミック３巻の発行部数は３００万超。松方のモーレツぶりを描く一方、恋愛や職場の人間関係に悩むリアルな描写が共感を呼んでいる。昨年１０月にフジテレビ系でアニメ化され、深夜枠ながら高視聴率を獲得した。

　加藤正俊プロデューサーは「特殊なヒーロー、ヒロインではなく、世の働く人から共感される主人公にしたい。幅広い演技のできる菅野さんはぴったり。汗を流して働くことの意味を見つめ直すきっかけになれば」と語る。

　菅野は原作を読み「硬派でキラキラしていて、痛快で疾走感があって引き込まれました」。ネットの占いで松方タイプと診断されたことがあり、松方のセリフ「あたしは仕事したな～って思って死にたい」に「とても共感できる」という。

　髪を切り茶色に染める徹底ぶり。２２日に誕生日を迎え、これが３０代最初のドラマになる。「今の年齢だからできるかな。良いタイミングで出会えて良かった」と話した。

　安野さんは、自身の原作映画「さくらん」（蜷川実花監督）に出演した菅野に注目しており「写真を見ると松方にそっくりでびっくりしました。演技のうまい菅野さんに決定してすごくうれしいです」と喜んでいる。来月初めにクランクイン。

参照元：スポーツ報知