西野カナ、シンディ・ローパーと武道館に立つ

今年２月に日米同時配信「Ｉ（アイ）」でデビューした現役女子大生歌手の西野カナ（１９）が、米人気歌手シンディ・ローパー（５５）の日本公演でオープニングアクトを務めることが３日、分かった。西野の歌声とルックスをシンディ本人が気に入り、異例の大抜てき。将来は世界的な活躍を目指す西野にとって、絶好のアピールの場になりそうだ。

　１９８０年代の世界のポップシーンを代表する歌姫・シンディのステージに、弱冠１９歳の西野が立つ。

　９月２３日にグランキューブ大阪でスタートするシンディにとって、１２年ぶりとなる日本公演。全公演で西野がオープニングアクトを務めることが緊急決定した。同２４日は日本武道館での公演で、西野は前座ながら、デビューから約８か月でアーティストの聖地・ＢＵＤＯＫＡＮに立つことになった。

　「パワフルでキュートなポップスから、ロマンチックなバラードまで歌い上げる彼女の七色の歌声、生き方、ファッション…すべてがウチの理想です」とデビュー前からシンディを敬愛していた西野。また、Ｊ―ＰＯＰと洋楽を融合させた曲作りを目指し、デビュー曲「Ｉ（アイ）」は英語詞で米で配信されるなど、早くから海外を視野に入れて活動してきた。

　シンディの来日公演を聞き、所属レコード会社関係者がダメもとでオープニングアクトをオファー。するとシンディに共通するところもある高音の歌声に加え、ルックスがシンディ本人の目に留まった。「Ｉ」の海外配信も評価され、数多くのオファーの中から大抜てきされた。

　シンディの評価の高さを裏付けるように、前座とはいえ、２０分ものパフォーマンスが予定されている。８月に発売した「Ｓｔｙｌｅ．」ほか、新曲も初披露する予定。「シンディさんのステージに恥じないパフォーマンスを披露するべく、ウチもかなり気合が入ってます」関係者の間で評価の高い“奇跡の声”がシンディのファンを取り込みそうだ。

参照元：スポーツ報知