ＮＥＷＳ２３メーンキャスターに後藤氏

ニュースキャスターの筑紫哲也氏（７２）がメーンを務めるＴＢＳ系「筑紫哲也ＮＥＷＳ２３」で、共同通信社・前編集局長の後藤謙次氏（５８）がメーンキャスターを務めることが２３日、分かった。

　番組名やキャスター陣は現在のままで後藤氏が加わり、筑紫氏の“後任”として毎日のニュースを伝えることになる。筑紫氏は「スペシャルアンカー」という位置づけで、節目節目で番組に登場する。後藤氏は１０月末で共同通信社を退社。ＴＢＳは専属出演契約を交渉中で、年内にも番組に登場するという。番組の顔だった筑紫氏は、今年５月に肺がんを告白し休養。今月８日に復帰したが、毎日のスタジオ出演は難しく、筑紫氏の「番組の柱になるメーンキャスターを」とのいう意向もあり人選を進めていた。

　後藤氏は共同通信社で政治部を中心に活躍。ＴＢＳでは０５～０６年に「イブニング５」のコメンテーターを務め、「ＮＥＷＳ２３」にも出演経験がある。ＴＢＳ関係者は「ジャーナリストとして、人格、識見、力量も申し分ない」とオファー。後藤氏は「報道の現場に一記者としてこだわりたい」と話している。契約を結んだ時点で正式発表となる予定だ。

　◆後藤　謙次（ごとう・けんじ）１９４９年１０月５日、東京都生まれ。５８歳。７３年に早稲田大学法学部を卒業後、共同通信社に入社。８２年に本社政治部。９２年自民党クラブキャップ、９３年首相官邸クラブキャップ、９６年政治部次長、９７年編集委員兼論説委員、０２年政治部長など経て０６年６月から編集局長。著書に「竹下政権５７６日」「日本の政治はどう動いているか」など。

参照元：スポーツ報知