“奇跡の子”福原美穂が歌でエコ訴える

北海道・札幌出身の実力派新人歌手、福原美穂（２１）が７日、札幌市内の大倉山ジャンプ競技場で環境省主催の「クールアース・デー」記念ライブに特別出演した。この日開幕した洞爺湖サミット関連イベント。「自分も歌うことで協力できたら」と北海道出身アーティストとしてエコロジーを訴えた。

　サミットに沸く洞爺湖からわずか１００キロの大倉山。洞爺湖へ、そして日本全国へ届けと、福原の力強い歌声が札幌の夜空に響いた。

　環境省の「チーム・マイナス６％」が、サミット初日に合わせ７月７日に制定した「クールアース・デー」。開催地の北海道からＰＲしようと企画されたイベントとあって、地元出身の福原にオファー。メジャーデビューのため昨年１１月に東京に引っ越してから、何度か北海道でライブを行っているが、サミットにかかわる大イベントでの“凱旋”が実現した。

　地元のファン約１０００人が集結。この日はデビュー曲の「ＣＨＡＮＧＥ」や、１６日に発売する新曲「ひまわり」を熱唱。デビュー前に米ロサンゼルスの黒人教会で歌い「奇跡の子」と絶賛された歌声に、ファンはもちろん、ステージに熱視線を向けた鴨下一郎環境大臣（５９）も「やっぱりすごい」と感嘆の声を挙げた。

　初めて過ごす東京の夏に「湿度が高くてバテバテ」とお疲れモードだったが、心地よい風が吹く札幌の夜に「やっぱり北海道の夜は気持ちいい」と、自然あふれる北海道の空気に元気回復。福原自身は「お風呂の水をくみ上げて洗濯につかったり、夜をキャンドルで過ごしたり。買い物にはエコバックを使ってます」と身近なエコを実践している。「私も詳しく説明できる人間ではないけど、自分で出来ることを１つずつ増やしていきたい」と呼びかけた。

　鴨下大臣は「売れても来年出てね」と早くも次回の出演をオファー。次の凱旋では、さらに大きくなって戻ってくることを誓った。

　◆福原　美穂（ふくはら・みほ）１９８７年６月１９日、北海道・札幌市生まれ。２１歳。１５歳の時に出演した北海道テレビのカラオケ番組が、音楽関係者の目に留まる。高校卒業後の０６年、北海道限定でインディーズからＣＤを２枚リリース。今年４月１６日にシングル「ＣＨＡＮＧＥ」でメジャーデビュー。身長１６５センチ。血液型Ｏ。

参照元：スポーツ報知