くいだおれ太郎、ハリウッド女優と“人形共演”

７月に閉店した大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」の看板人形・くいだおれ太郎が、ハリウッド女優・ビアンカと“共演”することが５日、分かった。

　このビアンカ、実はリアルドールと呼ばれる人形。純朴な青年が人形に恋をする映画「ラースと、その彼女」（２０日公開）で女優デビューした。ビアンカは１０日に都内で来日会見を開き、くいだおれ太郎がゲスト出演。会見の“通訳”はお笑いタレントから人選中という。

　ビアンカは米「リアル・ドール社」製で、１体約６０万円。８種類の体、１４種類の顔、５種類の肌と目の色から組み合わされたナイスボディーの美女だ。撮影では専用のトレーラーを与えられるＶＩＰ待遇。同じ仕様で２体作られ、撮影後にラース役の俳優ライアン・ゴズリング（２８）とクレイグ・ギレスピー監督が１体ずつ引き取った。

　「くいだおれ」の柿木道子会長は日米の“人形共演”に大興奮。「太郎はん、ハリウッドの女優さんに会うんやってぇ。『ナイスミーティング・ツウ・ビアンカさん』言いまんねんで」と太郎にアドバイスを送った。

　同映画は青年と人形の純愛を軸に、２人を温かく見守る周囲の人々を描いた感動作。今年のアカデミー賞オリジナル脚本賞にノミネートされた。

参照元：スポーツ報知