ビヨンセ女王ステージ！世界９２都市２億人動員

【台北１２日】米人気歌手のビヨンセ（２６）が、当地の中山足球場で世界ツアーの最終公演を行った。０５年の「デスティニーズ・チャイルド」解散後、初のソロツアーで、今年４月に日本でスタート。世界９２都市２億人を動員した大規模ツアーのファイナルは、思い入れの深いアジアファンの前でのパフォーマンス。圧巻の２９曲を披露し、堂々の女王ぶりを見せつけた。

　有終の美を飾った。日本でも、米国でも行っていないアンコール。１万人の声援に引き寄せられるようにステージに登場すると、最後の曲は「Ｇｅｔ　Ｍｅ　Ｂｏｄｉｅｄ」。集大成を見せつけるように歌い終えると「Ｉ　Ｌｏｖｅ　Ｙｏｕ！」と絶叫。８か月に及ぶ大きな大きなツアーを締めくくった。

　日本をスタートし、オーストラリア、欧州、北米、アフリカとアジアを巡り、２億人を動員したツアーのファイナル。大の日本びいきとして知られ「最終公演もアジアで」という思いから実現した台湾でのステージだ。グラミー賞１１冠を誇る音楽界の「世界の女王」にとっても、ソロ初のツアーは緊張感たっぷりで、４月の東京ドーム公演では、直前リハを２０分延長するほど。それでも初日から完ぺきなステージを見せると、アーティストとして更なる成長をみせた。

　この日も「今日は特別な日」と宣言する、記念日のひとつに数えられるパフォーマンス。オープニングはハイヒールにシルバーのミニドレス姿で登場し、大ヒット曲「Ｃｒａｚｙ　Ｉｎ　Ｌｏｖｅ」でスタート。セクシー＆ゴージャスな肢体が躍動すると、声援はさらに大きくなる。息もつかせぬ華麗なダンスとパワフルな歌声を見せつけるステージは、最新アルバム「Ｂ’ＤＡＹ」収録曲を中心に、主演映画「ドリームガールズ」の主題歌「リッスン」や「イレプレイスブル」など、２９曲を熱唱。この日誕生日を迎えたスタッフをステージに迎えてのバースデーソング披露や、アンコールに応えるなどこの日ならではの演出も披露。

　今後は１８日にロスで行われるアメリカン・ミュージック・アワードに出席予定。同賞でも３部門にノミネートされており、更なる栄誉を受けることになりそうだ。

参照元：スポーツ報知