長澤まさみかと思いきや…鶴瓶＆中居で男の紅白

大みそかの「第５８回ＮＨＫ紅白歌合戦」の司会者発表が１２日、東京・渋谷の同局で行われ、紅組はＳＭＡＰの中居正広（３５）、白組は落語家の笑福亭鶴瓶（５５）に決まった。男性同士の司会は１９５６年の第７回以来、実に５１年ぶり。中居は２年連続４回目の司会。初挑戦となる鶴瓶は、０３年にテレビの生放送中に男性器を露出した“前科”があるが、「ハプニングはない。ＤＪ　ＯＺＭＡが来たらしかってやる」と円滑な進行を誓った。総合司会は松本和也アナ（４０）と住吉美紀アナ（３４）が務める。

　真っ赤な衣装の中居に続き、鶴瓶が細い目をキョロキョロさせながら登場。「長澤まさみさんかと思ったら。すんません、ほんまに。ギャグじゃないですよ」と、いきなり頭を下げると、会場から笑いが起こった。

　男性同士の司会は１９５６年の第７回で宮田輝、高橋圭三両アナが務めて以来、５１年ぶり。アナ以外では初めてとなる。　例年はハワイで紅白を見ていたという鶴瓶は、「ＤＪ　ＯＺＭＡは、しからないかんな。なんちゅうことをさらすんや」と昨年、視聴者から抗議が殺到した“裸スーツ”騒動をバッサリ。だが自身も０３年６月のフジテレビ系「ＦＮＳ２７時間テレビ　みんなのうた」の生放送中に酔って“開チン”騒動を起こしている。「本当に謝ります。紅白を楽しみにしている方々にそんなことはしません。お酒は出ないんでしょ」と、立ち上がって力説。ＮＨＫもおとがめなしで、三溝敬志チーフプロデューサーは「あれは本当のハプニング。（鶴瓶）師匠もけじめを付けており、解決している」と話した。

　「台本は面白かったら覚えるけど、おもろないもん覚えてもしゃあない。気持ちで言わせて。自由に言いたい」とアドリブ宣言の鶴瓶。同局の旅番組「鶴瓶の家族に乾杯」（月曜・後８時）は、０５年４月の放送開始以来、平均視聴率１３％台と安定した人気がある。

　鈴木明エンターテインメント番組部長は、鶴瓶の起用や中居の紅組司会について「話術にたけている方を念頭に置いた。最高の組み合わせ。紅組司会が女性でなくてはいけないということはない。女性で適格者がいなかった？　そうですね」と説明。ＮＨＫアナ以外の男性では加山雄三（７０）、堺正章（６１）、古舘伊知郎（５２）の３回を抜いて最多の司会となる中居も、鶴瓶とのコンビについて「今までにない楽しい紅白になると思う」と期待した。

参照元：スポーツ報知