ラルク快挙！トリ飾った…韓国最大ロックの祭典“主役”

【仁川（韓国）２８日】人気ロックバンド「ラルク　アン　シエル」が２８日、韓国・仁川の松島遊園地特設会場で行われた同国最大の野外ロックフェス「ペンタポート・ロック・フェスティバル２００７」（２７日から３日間開催）で、日本人として初めてメーンを飾った。世界の有名アーティストが集うロックの祭典で、ラルクは０５年ソウル公演以来の訪韓。全１５曲、１時間半に及ぶヒット曲連発の“ベスト盤”といえるパフォーマンスを披露し、１万５０００人を魅了した。

　世界のロック界の大物たちと肩を並べ、ラルクが韓国に“凱旋”した。

　２日目メーンステージのトリで登場。夜の港町で浜風を受けながらボーカルのｈｙｄｅは「ネンミョン　モゴッソヨ。マシッソッソヨ（冷めん食べたよ。おいしかった）」と韓国語であいさつ。「ＨＯＮＥＹ」などヒット曲を立て続けに披露すると、満員１万５０００人の合唱と歓声がステージに押し寄せた。

　日本では「ＭＹ　ＨＥＡＲＴ　ＤＲＡＷＳ　Ａ　ＤＲＥＡＭ」（８月２９日発売）など新曲を中心に全国ホールツアーを展開中。２６日夜にも鹿児島でライブを行い、翌２７日に韓国へ直行。「ＭＹ―」など新作に名盤も結集したフェスならではの１５曲、１時間半の“ベスト”パフォーマンスで祭りを盛り上げた。

　同フェスは今年で２回目。歴史は浅いが、３日間で米、英、韓など世界７か国、約６０組の人気アーティストが競演する。日本からは土屋アンナ（２７日）、ＡＳＩＡＮ　ＫＵＮＧ―ＦＵ　ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮ（２９日）らが招かれたが、メーンを張るのは、ラルクが初。英国の大物・ケミカルブラザーズ（２７日）、ミューズ（２９日）とヘッドライナーで堂々と渡り合った。

　ラルクは日本を代表するバンドとして韓国でも断トツの人気を誇るため、今回の大役が巡ってきた。０５年９月のアジアツアーでは、ソウルで初ワンマン公演を行い、１万人を動員した。２７日の韓国入りの際も、仁川国際空港に約８００人のファンが殺到。この日は地元メディア約１００媒体が駆けつけた。

　２年ぶりに韓国のラルク熱を実感した４人は「カムサハムニダ（ありがとう）　コリア！」。帰国後すぐに迎える８月１日（北海道）からの全国ツアー再開に向け、再び、勢いよく走り出した。

参照元：スポーツ報知