岩隈を堀越高の後輩も祝福 小池徹平「僕のガソリン」…ゴールデンスピリット賞表彰式

　女優の平山あや（２４）と人気デュオ・ＷａＴの小池徹平（２２）が２０日、東京・丸の内のパレスホテルで行われた「第１０回ゴールデンスピリット賞」の表彰式にゲストとして駆けつけた。ともに受賞した楽天・岩隈久志投手（２７）と同じ東京・堀越高出身。笑顔で花束を手渡し、高校の先輩の“球場外のファインプレー”に拍手を送った。

　母校の先輩の“グラウンド外のＭＶＰ”に、芸能界で活躍する小池と平山があこがれの視線を向け、惜しみない拍手を送った。

　小池は岩隈との初対面に「大きくてビックリです」と目を丸くした。身長１６７センチの小池に対し、岩隈は１９０センチ。体の大きさそのものはもちろん、岩隈の社会貢献を知り、気持ちの大きさにも心を打たれた。

　「堀越にこんな先輩がいることが、僕にとってもガソリンになる」と壇上であいさつ。岩隈は２０００年、小池は０４年卒業で、４学年上にあたる岩隈とは、学生生活を一緒に過ごしていない。最近まで先輩であることを知らなかったが、堀越出身で芸能界ではなく野球界で活躍する岩隈の名前を心に刻み込んだ。

０２年卒業の平山も、花束を贈呈すると「（岩隈は）本当に笑顔のステキな方でした」と少女のように笑った。堀越の先輩は、プロ野球選手というより共演俳優のように見えた。「こんなに素晴らしい先輩がいることを誇りに思います。お会いできるのがうれしいです」とたたえた。

　芸能人としても何かできないか―。２人は刺激を受けたようだ。小池は今月２日に東京・よみうりランドで行った握手会で、１万人のファンの中で真っ先に車いすのファンのもとに駆けつけた。自然体でのボランティアを心がけているが、岩隈の活動を知り「頑張ってる方が身近にいらっしゃる。僕ももっと考えられそう」と気を引き締めた。

　以前から社会貢献に積極的な平山は、４年前に不要になった洋服をファンクラブを通じて販売し、収益を慈善団体に寄付する活動を行った。現在は、芸能生活１０周年を記念して製作したトートバッグの売り上げの一部をベトナムの恵まれない子供たちに寄付する計画を進めている。「少しでも力になれることがうれしいんです。どんどん（活動に）参加していけたら」と今後の活動にも前向きだった。

参照元：スポーツ報知