映画「２０世紀少年」太陽の塔“占拠”

　３部作映画「２０世紀少年」の第２章「最後の希望」（３１日公開、堤幸彦監督）の完成披露イベントが１９日、大阪・吹田市の万博記念公園で行われた。芸術家の故・岡本太郎氏が制作した「太陽の塔」が、国内映画イベントでは最大級の総費用約８０００万円をかけて、劇中の「ともだちの塔」に生まれ変わった。

　真っ暗な寒空の下、フィルムスライドプロジェクターを５台使用して塔に映像を投影。劇中の象徴的な建造物が“完成”し、最後には花火が７５発も打ち上げられた。出席した豊川悦司（４６）は「冬の花火はロマンチック」としみじみ。岡本氏サイドの全面協力も得たド派手な演出に、常盤貴子（３６）も「最初は岡本先生に申し訳ないと思ってたけど、芸術が爆発しましたね」と大喜びだった。

　イベントには約１０００人のファンが集結。第１章では約４０００万円をかけてパリ・ルーブル美術館で会見を行ったが、この日も約３０分のイベントのために構想６か月、施行３日、スタッフ２００人を費やした。秋には第３章が待機しているだけに、香川照之（４３）は「堤監督と次はスイスの国連本部かなと話しました」と夢を膨らませた。

参照元：スポーツ報知