朝青龍１億円余申告漏れ…テレビＣＭ出演料など

ストレスに起因する「解離性障害」と診断された横綱・朝青龍（２６）＝高砂＝が東京国税局の税務調査を受け、テレビＣＭへの出演料などを適正に申告していなかったとして、２００５年までの３年間に約１億１０００万円の申告漏れを指摘されていたことが２７日、分かった。

　追徴税額は過少申告加算税を含め約３０００万円に上り、既に修正申告を済ませたという。

　関係者によると、朝青龍は日本相撲協会から受け取る給料や、本場所での懸賞金など本業の収入は適切に税務処理していたが、テレビＣＭへの出演料などを申告していなかった。

　また、０４年８月に都内のホテルで挙げた結婚披露宴をテレビ中継した民放局が支払った放映権料などについても、国税局から課税対象に当たると指摘された。

　朝青龍をめぐっては、これまでもモンゴルへの無断帰国やけいこで相手の力士にけがを負わせるなどトラブルが続出。７月には、夏巡業の休場を伝えながらモンゴルのサッカーイベントでプレーしていた問題が発覚し、日本相撲協会が二場所の出場停止と謹慎などの厳しい処分を決めた。

　その後、精神的に不安定な状態となったとされ、解離性障害と診断された。

　日本相撲協会の北の湖理事長（元横綱北の湖）「修正申告したので問題ないでしょう。税務署から（通達が）来てきちんと対応したわけでしょう。自分は（事情が）分からないから何も言えない」

　朝青龍の師匠、高砂親方（元大関朝潮）「個人のことなので、わたしは関知していない。きょう（２７日）知ったばかり。わたしのところに連絡も来ていないので何とも言えない」

参照元：スポーツ報知