松田龍平がドキュメンタリー初出演…インカの謎に挑む

俳優の松田龍平（２４）が、ＴＢＳ系「古代文明ミステリー　幻のアンデス黄金帝国　インカに眠る謎！」（９月２４日・後９時）で、ドキュメンタリーに初挑戦することになった。来月上旬に南米・ペルーに渡り、日本に紹介されていない遺跡を訪れ、インカ帝国の秘密に挑む。松田は「自分のためになる」と役者としての成長も含め、壮大な旅に期待を寄せた。

　気鋭の若手俳優の感性が、本格ドキュメンタリーの場で初めて発揮されることになった。

　「幻の―」は、黄金伝説を持つ南米・インカ帝国の様々な謎をひも解くドキュメンタリー。松田は９月１日に日本を出発し、約２週間かけてペルーなどを訪れ、インカ帝国の謎に迫る。映画を中心に俳優として高い評価を得る松田にとって、ドキュメンタリーへの出演は今回が初めて。役を演じるという俳優業以外の顔を見せる異例の場となる。

　ＴＢＳサイドは「ドキュメンタリーは初めてだという新鮮さ、リポーターっぽくないところがいい」とオファー。「現地に行って何を思い、どういった思いをはせるのか、役者としての感性の豊かなところを番組に反映してもらえれば」と期待を寄せる。

　松田自身も「旅行気分でというか、遺跡に行きたいと思っても行けない。ぜひ行きたい」と新境地に意欲的。「いろんなとこに行っていろんな人に会って、いろんな事を考えて、どういう経験になるか分からないが、それ以前にひとりの人間として何かになるんじゃないかな」と、役者人生にもプラスになることを確信しての旅立ちとなる。

　現地ではかつてのインカ帝国の首都・クスコや、パチャカマ遺跡を訪れるほか、馬やロバを使って８時間かけて移動し、日本では紹介されていない険しい山の中に作られたチョケキラウ遺跡も訪れる。場所によっては厳しい環境の旅となるが「すごい過酷だと思いながらも楽しみ。日常で味わうことのできないつらさ、その裏にどれだけ面白さが秘めているか分からない」と興味津々だ。

　現在はアンデス文明について資料を読み勉強中。「どんな文明があってどんな人が暮らしていたか。自分も楽しむためにやりたいと思うので、そんな感覚で単純に楽しんで知ってもらえたら」とメッセージを送った。

　◆太陽神殿復元　番組は松田の旅のほかに「１５年間にわたるシカン発掘」と「インカの象徴・太陽神殿のＣＧ復元」の３本柱で構成。シカンにはスペイン人の略奪を免れた膨大な量の黄金製品があり、１６年に及ぶ発掘の様子を紹介。インカ帝国の源と言われる同文明の全ぼうに迫る。また、太陽神殿の復元では、最新のＣＧ技術を駆使し、５００年の時を超えてインカ帝国をよみがえらせる。

参照元：スポーツ報知