氷川におまかせ！異例３０代大トリに大御所が太鼓判…紅白歌合戦

大みそかの「第５９回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７時２０分）のリハーサルが２９日、本番と同じ東京・渋谷のＮＨＫホールでスタートした。２５年ぶりに３０代で初の大トリを務める氷川きよし（３１）に、北島三郎（７２）、五木ひろし（６０）ら大御所は「楽しく締めくくって」と太鼓判。「羞恥心　ｗｉｔｈ　Ｐａｂｏ」のステージにはフジテレビ系「クイズ！ヘキサゴン２」の共演者が集結する。また、右手を負傷した浜崎あゆみ（３０）の出場も決まった。

　２５年ぶりに３０代で初の大役を務める氷川に、大御所たちが次々とエールを送った。

　これまでに９回の大トリを務めた御大・北島三郎は、次代の演歌界を担う貴公子に「大いに頑張ってほしい」と笑顔。「氷川君が悔いのない１曲を残せれば、われわれ歌い手にとっても悔いのない１年になる」と、何度も重責を全うした経験者として言い切った。

　昨年、大トリを務めた五木ひろしも納得だ。氷川はヒット曲の「きよしのズンドコ節」を歌うが、「トリで歌うのは２種類。聴かせる曲か、盛り上がれる曲のどちらか。今回は、にぎやかでいいじゃない。緊張することなく、楽しく締めくくって」とアドバイスした。

　前日、氷川からあいさつの電話を受けたアッコも「私もド緊張するけど、お互いの歌で頑張ろう」。この日は会見場に後から登場した氷川の元に歩み寄り、肩を組んでなぜかファイティングポーズ？を取るなど、先輩歌手として氷川の緊張をほぐした。

　氷川本人はもちろん、いつにも増して本気モード。大トリの一報を「とてもビックリして、ビビりました。身の引き締まる思いです」と振り返りつつ「夢のようで、大変光栄なこと」と、終始満面の笑みを浮かべた。

　当日の衣装については「スーツじゃない、和服でもないです。キラキラ系の輝き衣装です」とニヤリ。「（ズンドコ節は）親子のキズナを歌った、第２のデビュー曲。不安はない。精いっぱい、たくさんの方に届くよう歌いたい」と身を引き締めた。

　福岡から上京して１４年。アイドル演歌歌手としてビジュアル先行で人気に火が付いた氷川だが、今回の紅白を機に、大人の歌手へ脱皮することになりそうだ。

参照元：スポーツ報知