渡哲也、遠藤実さんとの別れ惜しんだ…「くちなしの花」で直接歌唱指導

急性心筋梗塞（こうそく）のため６日に亡くなった作曲家の遠藤実さん（享年７６歳）の死から一夜明けた７日、俳優の渡哲也（６６）が恩師をしのんだ。

　この日、大阪・梅田芸術劇場で行われた映画「黒部の太陽」の公開４０周年記念の特別上映会に出席。ヒット曲「くちなしの花」で、遠藤さんから直接歌唱指導を受けた思い出を振り返り「『僕は数知れず歌を作ってきたけど、自分が泣ける作品です』と、涙を流しながらおっしゃっていた。『歌というのは語りになる』という言葉が、今になって身に染みます」と別れを惜しんだ。

　東京・杉並区にある自宅には、元ＮＨＫ会長の海老沢勝二氏（７４）ら親交のあった関係者が弔問に訪れた。長い付き合いだったという海老沢氏は「訃報（ふほう）を聞いて本当にビックリした。信仰心の強い方で、精神的に高いものを持っていらっしゃった。遺作となるであろう作品（北島三郎の『比叡の風』）を聴きましたけど、先生が全身を投げうって作って下さったいい歌。今はただ残念でなりません」と話した。

参照元：スポーツ報知