筑紫哲也さん葬儀…棺の中に麻雀パイや取材ノート

７日に肺がんのため死去したジャーナリストの筑紫哲也さん（享年７３歳）の葬儀が９日、東京・練馬区内の自宅でしめやかに営まれた。

　ＴＢＳの佐古忠彦アナ（４４）や、膳場貴子フリーアナ（３３）ら約８０人が参列。祭壇は作らず、ひつぎの中にはお酒や麻雀パイ、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマから贈られた砂、取材ノートが納められた。プロデューサーの残間里江子さん（５８）によると、家族の意向でたばこは入れなかったという。

　午後２時には報道陣３０人を含む１００人以上に見送られ出棺。「無量院釋哲也」と書かれた位牌を喪主を務めた妻の房子さんが胸に抱き、最後のお別れに泣き崩れる関係者もいた。１か月半前に、筑紫さんと会ったというキャスターの田原総一朗氏（７４）は「一緒に戦ってきた戦友。やりたいことがいっぱいあると言っていた」とうつむきながら声を絞り出していた。

参照元：スポーツ報知