絢香が押井監督と夢のコラボ！新作アニメ映画主題歌

シンガー・ソングライターの絢香（２０）の「今夜も星に抱かれて…」が押井守監督（５６）の最新アニメ映画「スカイ・クロラ」（８月２日公開）の主題歌に採用されたことが１２日、分かった。当初は予告編などのイメージソングで使用される予定だったが、楽曲を聴いた押井監督が気に入り主題歌に“昇格”。エンドロールで流される。絢香は「この映画が、曲が、たくさんの人の心に届くことを願っています」とコメントした。

　若き実力派アーティスト・絢香と世界で高い評価を得ているアニメ監督・押井守氏との夢のコラボレーションが実現した。

　８月に公開される最新作「スカイ・クロラ」の主題歌に絢香のバラード「今夜も星に抱かれて…」が決まった。当初はイメージソングとして、予告編などで流される予定だったが、押井監督が同曲を聴き、作品のイメージにピッタリと合うと感激。「この映画に新たな力を与えてくれる曲だ」と自ら主題歌に使用することを決めた。すでにできあがっていたにもかかわらず、エンドロールを絢香の楽曲に合うように作り直したほど。「映画のイメージを壊したくない」と既存の曲の使用を嫌がる押井監督にとっては異例中の異例の出来事だ。

　「スカイ・クロラ」は永遠の子供たち“キルドレ”たちが戦闘機での戦いを通じ、生きることの意味を探していく物語。押井監督が、若者へ向けたメッセージを送るために初めてラブストーリーに挑戦した作品。声優に加瀬亮（３３）、菊地凛子（２７）、栗山千明（２３）、谷原章介（３５）ら俳優陣を起用したことでも話題になっている。

　「今夜―」はバラードで、絢香が“愛する人と過ごすかけがえのない時間”をテーマに、デビュー当初に作られ、０６年の全国ツアーで弾き語りで聴かせファンの間でも注目度が高かった作品。２５日に発売されるアルバム「Ｓｉｎｇ　ｔｏ　ｔｈｅ　Ｓｋｙ」の最後の曲として収録されている。

　映画を見た絢香は「大人になること、生きていくということはどういうことだろう、改めて考えさせられました。大切な人と過ごすこと、生きていること、『当たり前なんてものはない』いつも思うようにしていますが、改めて幸せを感じました」とコメント。外国での評価が高い押井作品だけに、世界公開は確実。絢香の歌声が世界に広がっていく。

参照元：スポーツ報知