肝がんフォーリーブス青山「１秒でも生きたい」…江木が代理会見

７０年代に活躍し、０２年に再結成した４人組アイドルグループ「フォーリーブス」の青山孝史（５７）が肝臓がんを患っていることが分かり１６日、本人に代わってメンバーの江木俊夫（５６）が会見した。

　江木によると、昨年１０月中旬にがんが見つかり、１１月下旬に青山がコンサート前にメンバーに告白したという。現在入院中だが、開催中のフォーリーブスの全国ツアーには病院を抜け出して出演している。大量の腹水がたまるなど病状は深刻で「かなり気弱になっている。明るい顔をしてるけど１人になった時の落差が激しい」。それでも１０歳になる娘のことを思っては「１秒でも（長く）生きたい」と話しているという。

　「たとえどういう形になってもステージに出たい」という本人の強い意志からコンサート出演を続けているが、江木は「休めとは何度も言ったが、出るなと言ったら生きる気力を妨げることになりそうで…」と複雑な表情。グループは３月２９日のツアー終了をもって活動を休止するが「名前の通り４つの葉ですから誰が欠けてもダメ。枕元で『必ずもう１回やろうぜ』と言い続けたい。奇跡を信じて応援していきたい」と気丈に話した。

　◆フォーリーブス　１９６７年に江木俊夫、おりも政夫、青山孝史、北公次の４人で結成。「オリビアの調べ」でデビュー。歌って踊れるアイドルグループとして人気を呼び、７０年には「あしたが生まれる」でＮＨＫ紅白歌合戦に初出場し、７年連続で出場。「地球はひとつ」「ブルドッグ」などがヒット。７８年解散発表。９９年に江木が覚せい剤取締法違反で逮捕された際、おりもらが更生の支えになったことなどを機に２００２年に再結成された。

参照元：スポーツ報知