長澤まさみ、清純派そのままヒロインの声…アニメ版「デトロイト・メタル・シティ」

女優の長澤まさみ（２１）が実写映画「デトロイト・メタル・シティ」（李闘士男監督、８月２３日公開）のアニメ版で声優を務めることが５日、分かった。主人公が思いを寄せるヒロイン役に挑戦する。また、映画版で主演する松山ケンイチ（２３）、ヒロイン役の加藤ローサ（２２）も参加する。

　癒やし系ボイスを武器に、長澤が声優に挑戦する。以前から原作の大ファンだったことが縁で、緊急参戦が実現した。「最新のアニメを見たり、心の準備をして臨みました。『わー』とか『きゃー』とか『おー』ってビックリしたときとかすべて言葉に出るって感じで難しいなって思いました」。都内スタジオで臨んだアフレコは、笑顔を絶やさず収録を楽しんだ。

　長澤もとりこになった「デトロイト・メタル・シティ」（通称ＤＭＣ）は、わずか５巻で累計２５０万部を突破した超人気ギャグ漫画。おしゃれな音楽をこよなく愛す心優しい青年・根岸崇一が、なぜか悪魔系デスメタルバンド「ＤＭＣ」のボーカル「ヨハネ・クラウザー２世」として活躍する矛盾を、ギャグをふんだんに盛り込みながら激しく描く。松山主演で８月に公開される実写映画と並行し、アニメ版の製作も進められてきた。

　長澤が演じるのは、根岸が思いを寄せる純粋な性格の元同級生・相川由利。「ピュアというか、優しいイメージで演じました」と語る通り、清純派イメージそのままの役柄に自然体で取り組んだ。また、映画版では主人公の松山は「オシャレ四天王」の一角・外園誠役、ヒロイン役の加藤は人気女優・山野花江役として、スクリーンと別のキャラクターに挑戦している。

　完成したアニメは、１話分が６日からインターネット通販サイト「アマゾン」のＤＶＤカテゴリーで無料先行配信。そして８月８日に全２４話（本編合計１６８分）のＤＶＤボックスとして発売される。「すごい良い作品になって、大人も子供も楽しんでもらえたらいいな」。長澤も声で話題作に花を添える。

参照元：スポーツ報知