風味堂来阪ＰＲ「温かい曲そろい満足」

３月１８日に新アルバム「風味堂４」（スピードスターレコーズ）を発売するピアノ・ロック・バンド「風味堂」が６日、ＰＲを兼ねて来阪し、日刊スポーツのインタビューに答えた。

　１月２１日にリリースしたシングル「大切にするからね」や昨年のハウス食品カレーキャンペーンＣＭ曲に使われた「ファイト」など１２曲を収録。ボーカル渡和久は「原点回帰してバンドの個性を大切にした」と話し、ほぼ全曲をセルフ・プロデュースしたことを明かした。ベースの鳥口ＪＯＨＮマサヤは「制作に半年かかったが、温かい曲がそろい満足です」と仕上がりに胸を張った。

　また渡はトイレで集中できると言い、１０曲目の「未確認飛行物体な少女」の楽曲イメージも行った。「イメージがふくらみ、あまりにノリノリになってしまい、（リズムに合わせて腰を揺らしたため）便座が割れてしまった」と秘話を披露すると、メンバーは爆笑。だが、この飾らない空気感こそ、風味堂の楽曲が持つ「優しいまなざしで日常を等身大に表現する」バンドの個性に通じていると強く感じた。

　そんな風味堂は音楽を通じて飲酒運転撲滅の啓発を図る「ＳＴＯＰ！ＤＲＵＮＫ　ＤＲＩＶＩＮＧ」（ストップ・ドランク・ドライビング＝ＳＤＤ）の趣旨に賛同、ＦＭ大阪主催のＳＤＤライブ（２０日、大阪城ホール）に出演する。ドラムの中富雄也は「飲んで運転して、その後どうなるんだろうと想像できない人が増えている気がする。ライブを通して想像力の大切さを伝えたい」と意気込んだ。

参照元：nikkansports.com