ＡＳＫＡが本格ソロ活動 ３０日からツアー

ＣＨＡＧＥａｎｄＡＳＫＡのＡＳＫＡ（５０）が本格的なソロ活動を開始。３０日からソロコンサートツアーがスタートし、そのラストを１０月１８日の札幌・真駒内セキスイハイムアリーナで締めくくる。また１０月１日にはニューシングル「ＵＮＩ―ＶＥＲＳＥ」をリリース。デビュー３０年目を迎えても新たな挑戦を続けているＡＳＫＡが、その熱い思いをスポーツ報知に語った。

　―コンサートツアーの締めくくりが札幌なのは珍しい。

　ＡＳＫＡ「昔から札幌には縁が深かった。中学１年から高校２年までを千歳、札幌で過ごし、いまでも友だちが多い。母校の札幌第一が甲子園出場を決めた時にはたまたま札幌に来ていて円山球場で応援ができた。２９年前のデビュー日（８月２５日）も札幌キャンペーン中でレコード店に並んでいるのをのぞきに行った。今年もデビュー日は札幌で仕事。第二の故郷だし、特別な場所なんだ」

　―ニューシングルは“ユニバース”というスケールの大きなテーマ。

　「いまの時代、人間の心が荒廃している。空はそれを映しているから、気象も荒れている。でも人間の“願い”のパワーは非常に強いので、みんなの願いが一つになれば、荒れた地球環境を元に戻すことができるかもしれない。心の中にあるもう一つの宇宙は、気がつかないうちにみんなつながっているのだ、という思いを歌った曲だ」

　―心のつながりは今年のアジアツアーでも感じたのではないか？

　「初めて会う人たちとすぐになじんで、ステージを共有できる。どこの国の人でも、言葉が通じなくても、心はつながっている。なかなか戦争はなくならないが、アジア人はその間に入って中和できる、それが役目だと強く感じた」

　―コンサートツアーはオーケストラで歌う。

　「オーケストラの人たちは小さい頃から徹底的に音楽をやってきている職人。僕ら歌手はそれに対してアウトローなのに主役を務める矛盾がある。でも、そこに面白さがある。歌という楽器を演奏するつもり。７０人以上のオーケストラの前で歌うのは、大きな喜びだ」

　１０月１８日のファイナルステージでＡＳＫＡは、札幌交響楽団の一員となって、真駒内アリーナに歌声を響かせる。

参照元：スポーツ報知