Ｂ’ｚ世界制覇約束手形…アジア初！米ロック殿堂入り

　【米ロサンゼルス１９日（日本時間２０日）】２人組ロックユニット、Ｂ’ｚがハリウッドのギターセンターで、ロックの発展に貢献した著名人をたたえる「ハリウッド・ロック・ウォーク」殿堂入りセレモニーに出席した。日本・アジア圏のミュージシャンとして初めての快挙。ギターの松本孝弘は「感慨深いものを感じた」、ボーカルの稲葉浩志は「夢にも思わなかった」と両手を上げて喜びを爆発させた。

　Ｂ’ｚが世界的ロックミュージシャンと、肩ならぬ手形を並べた。

　数百本のギターが並ぶギターセンターの店頭「ハリウッド・ロック・ウォーク」でのセレモニー。エリック・クラプトン、エアロスミス、ＫＩＳＳ、ヴァン・ヘイレン…１７５組の手形がズラリと並ぶ「聖地」で、司会者から「今日はジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジと並ぶ日本のミュージシャンを紹介できるよ！」と紹介されると、２人は終始笑顔でＢ’ｚの名が刻まれた型に手形を押した。２週間後に完成予定だ。

　１０年以上前からロスでレコーディングを行い、現在は１年間の４分の１を過ごす。通訳は立てず、ともに流ちょうな英語でスピーチ。約２００人のファンのほか、殿堂入りを推薦したギタリストのスティーブ・ヴァイもお祝いに駆けつけた。

　セレモニー後にはギターセンター内で会見。稲葉は約１５年前、同所でアコースティックギターを買ったことがあるそうで「こういう形で招待していただけるとは夢にも思ってなかった。音楽でコミュニケーションがとれたんだな」と振り返った。

　松本は「（手形に）力をグッと入れたときに感慨深いものを感じた。とにかく名誉なこと。（ロックは）欧米からできてきた音楽だけど、僕らも長く続けていくうちに、味みたいのも出てきて、こちらとは違うものができてきたとは思う」と２０周年の自負も見せた。

　０２、０３年に米ツアーを行っているが稲葉は「また演奏しに来られたらうれしい」と近い将来の米本格参戦を誓った。

　◆新曲４０作連続１位　９月２１日に２０周年を迎えたＢ’ｚ。１０月に発売したシングル「ＳＵＰＥＲ　ＬＯＶＥ　ＳＯＮＧ」はオリコン初登場１位を獲得し、連続１位記録を４０作に伸ばした。続いて１２月５日にはアルバム「ＡＣＴＩＯＮ」を発売。今回の殿堂入りでは、シングル・アルバム合わせ７６０５万枚の売り上げも理由に挙げられているが、まだまだ数字を伸ばしそうだ。

参照元：スポーツ報知