「ポスト・竹内結子」１７歳・瀧本美織が女優デビュー

来秋公開予定の日韓合作のアクションホラー映画「彼岸島」（キム・テギュン監督）で、無名のヒロインが大抜てきされた。鳥取在住の高校２年生で今夏、大手芸能事務所「スターダスト・プロモーション」に入ったばかりの瀧本美織（１７）が同作で女優デビューする。清純さが魅力の本格派女優として、同プロでも「第二の竹内結子」の期待を寄せている。

　パッチリとした目元と清楚（せいそ）な顔立ちが印象的な高校生が、正当派美少女の期待を受けて女優人生の第一歩を踏み出した。

　「彼岸島」は、漫画雑誌「ヤングマガジン」で連載中の人気コミックの映画化。主人公の高校生が行方不明の兄を捜して、吸血鬼が巣くう孤島・彼岸島に乗り込むというアクションホラーで、瀧本は石黒英雄（１９）演じる主人公が思いを寄せるヒロイン役で出演する。

　鳥取で生まれ育ち、小学生のころから芸能活動をしていたが、東京・原宿でスカウトされたのを契機に今年８月にスターダスト入り。演技は未経験ながら、同映画のオーディションでは並み居る若手女優の中から役を射止めた。韓国ではヒット作「火山高」や来年公開の「クロッシング」などの話題作を手がけているキム監督も「原石のような輝きと純粋さにひかれた。すばらしい潜在的な素質を持っている」と絶賛する。

　撮影には１０月中旬から参加し、ワイヤアクションにも挑戦。無人島のロケでは傾斜８０度の絶壁で命綱頼みの危険な撮影にも挑んだが、バトントワリングを得意とするスポーツ少女は「体を動かすのが大好きなのでアクションは楽しいです」。今月下旬にはクランクインの予定だ。

　同プロには、常盤貴子、松雪泰子、中谷美紀、柴咲コウ、竹内結子、沢尻エリカ、北川景子ら人気女優が多数在籍している。瀧本は高校を卒業するまでは学業優先となるが、関係者は「タイプ的には竹内結子のような女優に育ってほしい」。瀧本自身も「竹内さんは『ランチの女王』のころからのあこがれの人。私も感動を与えられる女優さんになりたい」。大きな瞳でスターダムをしっかりと見据えている。

　◆瀧本　美織（たきもと・みおり）１９９１年１０月１６日、鳥取県生まれ。１７歳。現在、県立高校に在学中。小学生のころから芸能界に興味を持ち、鳥取からダンススクールなどに通うために度々上京し、芸能活動をスタートさせる。今年８月に現事務所に所属し、女優を目指して映画「彼岸島」でデビュー。趣味は歌とダンス。身長１６２センチ。血液型Ｏ。

参照元：スポーツ報知