ＡＡＡ西島、初主演いきなり世界デビュー…ベルリン国際映画祭招待決定

人気ユニットＡＡＡ（トリプルエー）のメーンボーカル・西島隆弘（２２）が映画初主演した「愛のむきだし」（１月下旬公開）が、来年２月開催の「第５９回ベルリン国際映画祭」に出品されることが１３日、分かった。園子温（その・しおん）監督（４６）の約４時間の大作で、同映画祭ディレクターが絶賛し、日本作品では最初の招待決定となった。同作でスクリーンデビューした西島が、いきなり世界デビューを飾る。

　「愛のむきだし」で映画初出演＆初主演した西島が世界にお披露目される。ベルリン映画祭（来年２月５～１５日）はカンヌ、ベネチアと並ぶ世界３大映画祭のひとつで、「愛の―」はジャンルを問わず優れた作品を上映するフォーラム部門に出品される。

　女性の股間（こかん）ばかりを狙って盗撮する青年（西島）と、その青年の女装姿に恋するヒロインとの奇妙な恋愛関係に、カルト教団が絡むストーリーで上映時間は３時間５７分。フォーラム部門ディレクターのクリストフ・テルヘヒテ氏は「選考委員のほかのメンバーも私と同じように、この映画でエンターテインされ、感動し、興奮しました。約４時間の長さをまったく感じさせず、オリジナルで秀逸な映画」と絶賛。ベルリンの出品作は例年、年末から年明けにかけて決まるが、異例の早さで出品オファーが届いた。

　男５人、女２人のＡＡＡは０５年のデビュー以来、海外ライブはなく、西島は“本業”に先駆けての世界進出。「海外の方々にこの作品を見て何か感じていただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでいただきたい」と語る。

　ヒロイン役はダンス・ボーカルグループＦｏｌｄｅｒ５のメンバーで、映画「デスノート」シリーズの夜神粧裕役など女優としても活動する満島ひかり（２３）。満島は「ベルリン映画祭への参加を心から誇りに思います。より多くの方に見てもらえることが最高にうれしい」と話している。西島と満島のベルリン参加は未定。ほか青年の父親役を渡部篤郎（４０）、カルト教団員を奥田瑛二（５８）の次女・安藤サクラ（２２）が演じている。

参照元：スポーツ報知