ステレオポニー デビュー４か月で海外進出！

　１１日に発売したシングル「泪のムコウ」がオリコン初登場２位を記録した沖縄出身の３人組ガールズバンド・ステレオポニーが、３月２１日に米テキサス州オースティンで行われる音楽フェス「ＳＸＳＷ」（サウス・バイ・サウス・ウェスト）に出演することが２０日、分かった。昨年１１月のデビューからわずか４か月での海外進出を実現させる。

　新曲「泪のムコウ」がオリコンチャート初登場２位を記録し、平成生まれのバンド史上初のトップ３を果たしたステレオポニーが、早くも海外デビューする。

　出演が決まった「ＳＸＳＷ」は、約１５００組のバンドがライブを行い、世界中から約１万５０００人もの音楽関係者が集結する米最大級の音楽イベント。仏カンヌのミディム、独ベルリンのポプコムと並ぶ世界３大音楽産業見本市として知られている。「地方都市から全世界にアーティストを売り込もう」をスローガンにオースティンで始まり、今年で２３年目を迎える。

　所属レコード会社のスタッフが、公式ホームページを見て、エントリーシートや音源、ライブ映像などを事務局に送付。すると、関係者も驚きの出演オファーが届いたという。日本からは過去にくるり、Ｐｕｆｆｙ、ＢＯＮＮＩＥ　ＰＩＮＫ、ＨＹ、氣志團、ＥＬＬＥＧＡＲＤＥＮら多様なアーティストが出演しているが、デビューから半年も満たない新人の出演は異例だ。

　沖縄美ら海（ちゅらうみ）水族館で知られる本部町で育ったメンバーは、初めて上京したのもデビューが決まってから。プライベートでも海外に行ったことがなく、パスポートさえ持っていない。ボーカルのＡＩＭＩ（１８）は「本当に驚きました！」と目を丸くし「まずはパスポート取得申請をしています。今からかなり緊張していますがせっかくなので楽しんできたいと思っています」。

　３月に高校を卒業するが「ＭＣの英語も少しは勉強していこうかなと思ってますが、日本の高校生バンドをアメリカに伝えられるようなパフォーマンスをしたい！」と高校生活を締めくくるライブに気合を入れている。

参照元：スポーツ報知