木村多江感涙！最優秀主演女優賞…第３２回日本アカデミー賞授賞式

◆第３２回日本アカデミー賞授賞式　最優秀主演女優賞（２０日、東京・港区新高輪プリンスホテル）　「おくりびと」が主要賞の最優秀を独占する中、最優秀主演女優賞に輝いたのは「ぐるりのこと。」（橋口亮輔監督）の木村多江。昨年の受賞者・樹木希林（６６）からトロフィーを手渡され「高校の時に樹木さんの演技を見て号泣したことがあるんです。樹木さんからもらったことに感動しています」と目を潤ませた。

　昨年の２月２３日に女児を出産。誕生日直前の受賞で「プレゼントになりますね」の質問には「子どもには分からないと思いますけど、子どもに誇れるような母親になれれば」と笑顔を見せた。

　夫役のリリー・フランキー（４５）も会場に駆けつけ「僕は毎日ひとりで絵を描いたり字を書いたりしてるけど、映画ではこんなきれいな人と毎日撮影。気持ちよく過ごさせてもらった」。木村は「リリーさんは下ネタが多くて楽しい現場でした」と冗談めかして振り返っていた。

　【話題賞・俳優部門】松山ケンイチ　蹴られて快感　○…「デトロイト・メタル・シティ」で音楽好きの優しい青年と、デスメタルバンドのボーカルという正反対の役を演じた松山ケンイチ（２３）が受賞。優秀主演男優賞とのダブル受賞で、松雪泰子（３６）からいじめ倒される役どころ。松山は「本当に痛めつけられすぎて、気持ちよかった。キンタマを蹴られるところもあるんですけど、すごかったですね」。「今までお芝居の中で自然に涙が出てくることはなかったけど、馬乗りで殴られるシーンでは自然に出てきた。不思議ですね」と過激な発言で受賞を喜んだ。

　【新人俳優賞】長渕文音ら　○…「三本木農業高校、馬術部」で報知映画賞新人賞を受賞した長渕文音（２０）ら６人が受賞。長渕は「馬術の特訓から始まって、１年間かけていろんなことを教わった」と振り返りながら、馬術部の部員役だった森田彩華（２０）らの名前を挙げながら「つらいこともみんなのおかげで乗り切った。代表として頂いたと思っています」と感謝していた。

参照元：スポーツ報知