海老蔵けがで舞台休演

歌舞伎俳優の市川海老蔵（２９）が１３日、大阪・道頓堀の大阪松竹座で出演中の「七月大歌舞伎」（２６日まで）の出番の合間に右足の裏に裂傷を負い、その後の出番を休演した。けがの程度は不明で、１４日以降の出演は未定という。

　大阪松竹座によると、海老蔵は、昼の部の「鳴神」に出演後、化粧を落とすために入った楽屋の風呂で転倒。その際にガラス戸を割って、その破片で右足裏を負傷したという。病院へ運ばれる際には１人では歩けなかったそうで、休演することにかなり悔しがっていたという。治療を受けた後に一旦、劇場に戻ったが、舞台に立つことはなく、以降の出番は休演した。

　劇場内では休演のアナウンスが流れ、昼の部の「義経千本桜」の義経役は坂東薪車が、夜の部「女殺油地獄」の与兵衛役は、片岡仁左衛門が代りに務めた。復帰時期が不明のため、２人のほかに「鳴神」の鳴神上人には片岡愛之助を配役し、海老蔵不在を埋める。

　「七月大歌舞伎」は、海老蔵が上方物初挑戦とあって話題を集めていたが、この日、観劇した海老蔵ファンという３０歳代の女性は「チケットはなかなか取れるものじゃないので、とても残念です」と話していた。

参照元：スポーツ報知