ＳＨＡＺＮＡ“秘”ストリー…ＮＩＹが結婚から離婚、極貧生活を初エッセーで告白

３人組バンド「ＳＨＡＺＮＡ」のＮＩＹ（３５）が、９４年に結婚した女性と０４年に離婚していたことが１７日、分かった。３０日に発売される「ＳＨＡＺＮＡ」の初のエッセー「ホームレスヴィジュアル系」（ゴマブックス刊）で告白している。同書には９３年の結成からこれまでの“裏話”を３人それぞれの視点でデビュー前の極貧生活や００年の活動休止の経緯、休止後のコンビニバイト生活など赤裸々につづっている。

　ビジュアル系バンドとして一世を風靡（ふうび）したＳＨＡＺＮＡ。初のエッセーで栄光の陰にあった波乱万丈な人生が明らかにされた。

　ベースのＮＩＹは結婚、離婚を初めて告白した。デビュー前の９４年に一般人の女性と結婚し、１男をもうけた。２０００年１０月のバンド休止後に生活が激変したことで家庭が崩壊。絶頂期から始まった妻の“通販生活”はとどまるところがなく、ついには貯金も底をつき、さらには小学校低学年になった長男が万引きの常習になった。

　ＮＩＹは生活費に困り、コンビニの深夜バイトで生計を立てていたが、夫婦生活は修復困難な状況となり、０４年に離婚に至ったという。父として夫として、家庭の変化に「全く気付くことはなかった」とエッセーの中で後悔の念をつづっている。

　ＮＩＹ以外の２人も、デビュー前はお笑いコンビ「麒麟」の田村裕の「ホームレス中学生」ばりの極貧生活を送っていたようで、数十万円のローンが払えず、３人ともブラックリスト入りしたことも。ＩＺＡＭは家賃が払えず、車中生活を送ることもあったという。

　休止に至った理由についても、絶頂期のままのメンバーの“意地”がネックとなり、それぞれがソロとして歩み始めたとつづられており、すべてをさらけ出して、脱ビジュアル系となった内容だ。

　３人は１１月３日には東京・新宿の福家書店でエッセーの発売イベントを開催。１２月７日には東京・渋谷のチェルシーホテルで単独ライブを開催。このエッセーを機にすべてをはき出して、再出発を果たす。

　◆ＳＨＡＺＮＡ　９３年にボーカルＩＺＡＭ、ギターＡＯＩ、ベースＮＩＹとドラムの４人で結成。９７年４月に３人組として「Ｍｅｌｔｙ　Ｌｏｖｅ」で８０万枚を売り上げ、華々しくデビュー。「すみれＳｅｐｔｅｍｂｅｒ　Ｌｏｖｅ」もヒットし、同年の日本有線大賞最優秀新人賞を受賞。００年１０月に活動休止。０６年９月に活動を再開した。

参照元：スポーツ報知