小百合ベルリンで山田監督胴上げだ…３度目の正直！金熊賞狙う

女優・吉永小百合（６２）が２１日、埼玉・川口総合文化センターで行われた主演映画「母べえ」（山田洋次監督、２６日公開）の特別試写会で舞台あいさつを行った。

　吉永にとって川口は「キューポラのある街」（６２年、浦山桐郎監督）を撮影し、今回も昨年１月にオープンセットで撮影したゆかりのある場所。「川口市民、埼玉県民の方には大変温かいサポートをいただいて感謝です」とあいさつ。昭和１５、１６年の混乱期に必死に世の中を生き抜いた母親を中心とする家族の物語。「１０代の少年、少女に見てほしい」と訴えた。

　「男はつらいよ」シリーズのマドンナ役で２度、山田作品に出演した吉永は、今回は３４年ぶりのコンビ。山田監督（７６）は「年齢とともに別な魅力を備えていく稀有（けう）な女優さん」と絶賛した。２月７日に開幕するベルリン国際映画祭のコンペ部門出品も決まっている。吉永とともに当地入りする予定の山田監督（７６）は「今度は３度目の正直。賞を取れればいいな」と控えめながらも最高賞の金熊賞に意欲をみせる。吉永も「腕力を鍛えて、（山田監督を）胴上げしたいと思う」と応じた。

参照元：スポーツ報知